若者の写真投稿実態
2010-08-16 17:06:15
若者のmixi活用実態調査:写真投稿を通じた交流の新潮流
若者のmixi活用実態調査:写真投稿を通じた交流の新潮流
最近のSNSでは写真が中心的な役割を果たしており、若者たちの間でもその利用方法が多様化しています。株式会社ミクシィが実施した調査によれば、15歳から39歳のmixiユーザーたちの写真投稿に関する実態が明らかになりました。今回はその調査結果を詳しく見ていきましょう。
調査概要
調査は2010年7月23日から26日の間に実施され、1,653人のmixiユーザーが対象となりました。特に、mixiの「フォト」機能を使ったことのある男女を調査し、投稿写真の内容やその理由を探りました。
投稿内容の傾向
調査の結果、男性の62.6%が自然や道端の写真を多く投稿しており、女性は53.8%が食べ物の写真を選んでいることが分かりました。この違いは、男女の趣向の違いを象徴しています。男性が自然や風景に癒しを求める一方、女性は日常の美味しい食事を記録したいと思う傾向が見られます。
投稿の動機
さらに、67%のユーザーが「自分の近況を友人に報告するため」と回答しており、友人との思い出を共有する手段として利用されていることが明らかです。mixiは、ただの写真SNSではなく、自分の生活を他者と確認し合うことができるツールとして機能しています。このように、写真が日記代わりになっているのです。
年代別の意識の違い
世代別に見ると、友人の写真にコメントを求める割合は、10代が73%、20代が69%、30代が62%と、若い世代ほど「誉められる」ことを期待している傾向があります。特にゆとり世代の10代は、友達とのつながりを大切にし、自己表現の一環としての写真投稿を行っています。
現像離れの実態
興味深いことに、83%の人が「写真を現像したことがない」または「現像しない方が多い」と回答しました。現像しない理由は「手間がかかる」という意見が大半を占め、特に10代の半数以上が手間を感じているとの結果が出ました。デジタルコンテンツの進化により、若者たちの現像離れが進行していることが見て取れます。
コミュニケーションの活性化
「友人の写真にコメントすることがある」と回答した人は86%に達し、写真を通じたコミュニケーションの活発さがうかがえます。このように、mixiはただの投稿プラットフォームにとどまらず、友人との距離を縮め、意見を交わす場としても用いられています。
草食男子と肉食女子
投稿する写真の内容だけでなく、草食男子と肉食女子での違いも興味深いです。肉食女子は投稿の頻度が高く、友人にコメントをすることも積極的でした。一方で、草食男子は投稿数は少なく、コメントも控えめでしたが、自己表現の欲求は持っているようです。
パワースポット写真の流行
最近のトレンドとしては、パワースポットの写真を撮影することが挙げられます。調査によれば、17%の人がパワースポットの写真を保有していることがわかりましたが、共有している事例は少なく、今後の展開に期待が寄せられています。これらの結果から、若者たちの写真投稿には自己表現や友情の強化といった目的が含まれており、SNS活用の新たな姿が見えてきました。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ミクシィ
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前2-34-17住友不動産原宿ビル17F
- 電話番号
-
03-5738-5900