宇宙産業クラウド化提携
2025-11-25 15:32:18

インフォステラとFusicが宇宙産業のクラウド化を推進する業務提携を発表

インフォステラとFusic、宇宙産業の未来を切り開く提携



このたび、株式会社インフォステラと株式会社Fusicが、日本の宇宙産業における地上システムのクラウド化を進める業務提携の覚書を交わしたことを発表しました。この提携は、クラウド技術を活用し、国際競争力を強化することを目的としています。

業務提携の背景


近年、世界的に小型衛星コンステレーションの需要が高まる中、地上システムの重要性が増しています。この流れに合わせて高い技術力を兼ね備えた地上システムを整備することが求められており、日本の宇宙産業にとってもクラウド化は避けて通れないテーマとなっています。

インフォステラは、衛星運用に必要な技術やネットワークを持っており、商業衛星運用において豊富な知見があります。一方で、FusicはAWSを中心にクラウド・AI分野で経験を積んでおり、両社は協力することで、よりスケーラブルで効率的な地上システムを実現しようとしています。

合同での取り組み内容


本提携に基づき、両社は日本の宇宙産業を支えるために以下の分野で協力を進めます:

1. クラウドベース地上システムの構築
 インフォステラの「StellarStation」を利用し、地上局や衛星管制システムなどを統合したサービス提供体制を作り上げる。

2. 市場認知の向上
 両社のネットワークや技術を生かし、アジア太平洋地域での市場認知度を高め、地上サービス領域でのトータルソリューションプロバイダーとしての地位を確立。

3. 新規サービスの開発検討
 特に小型衛星向けに、軽量なクラウドベースの地上システムを共同で開発することを検討。

両社の代表者コメント


インフォステラの倉原CEOは、「クラウドとソフトウェアを中心に、衛星運用の世界が変わる中で地上システムのクラウド化が重要です。この提携を通じて、日本の衛星運用をグローバルに進化させる挑戦を加速させていきます」と語っています。

一方、Fusicの納富社長は、「宇宙産業が変革を迎える中で、インフォステラと新しいスタンダードを作り上げることができるのは、当社にとって大きな意義です。これまでの経験を踏まえ、新たな地上システムソリューションを共に創出していきたい」とコメントしています。

インフォステラとFusicの今後


今回の業務提携は、両者の技術や知識を持ち寄ることで、宇宙産業の発展に寄与することを狙っています。これにより、日本から世界へ向けた衛星運用の新しい潮流が生まれることが期待されています。

この提携が持つ意義は、地上システムのクラウド化がどのように宇宙産業の競争力を高め、未来のビジネスに寄与するのかを示す重要なステップと言えるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社Fusic
住所
福岡県福岡市中央区天神4-1-7第3明星ビル6F
電話番号
092-737-2616

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