子どもたちの九九学習を変える！新教材『九九ガチャバトルアリーナ』登場

新しい学習法がもたらす楽しさ

2024年10月16日、オンライン学習支援事業「デキルバ」を運営する遊究舎が、発達障害や学習障害、グレーゾーンの子どもたちを対象にした算数教材『九九ガチャバトルアリーナ』を発表した。この教材は、近年急速に進化する学習支援のひとつとして、多くの注目を集めている。

遊びながら楽しく学ぶスタイル

教育において重要なのは、子どもたちが興味を持ち、楽しんで学ぶ環境を提供することだ。『九九ガチャバトルアリーナ』は、子どもたちがトランプやUNOを利用して、ゲーム感覚で九九を学ぶことを可能にする。これにより、通常の暗唱練習に苦手意識を持つ子どもたちでも、遊びながら自然と数学に親しむことができるようになった。

公式サイトによると、ゲームは誰でも簡単に始められるようシンプルなルール構成になっており、短時間でプレイできる点も魅力だ。また、上級ルールでは戦略的な要素が追加され、大人も楽しむことができる設計がなされている。

算数力を深めるための工夫

この教材の特長は、ただの遊びに留まらず、算数の理解を深める工夫も満載だ。ゲームを通じてかけ算の性質を学ぶことで、小学校高学年で必要となる割り算や面積、割合の理解にもつながる。ポイントは、四年生以降の学習にとって必須スキルである「かけ算」が、遊びを通じて関連づけられていること。

家族での学びを促進する設計

さらにこの教材は、家庭での学びの時間をも豊かにすることを目指している。トランプやUNOなど、家庭にあるアイテムを使った学習は、親子や兄弟、友達との交流を促進する。こうした「楽しい学び」は、子どもたちにとって、ただ九九を覚えること以上の価値を提供することができる。

目指すは子どもたちの潜在能力を引き出す社会

遊究舎では、すべての子どもたちが夢中になって学べる環境を整えることを使命としている。彼らの代表である中道貴洋氏は、「どんな子でも夢中で学んで夢を実現する社会をつくること」をモットーにしており、今回の教材もその一環として開発された。元々100万人を超える発達障害や学習障害の子どもたちがいると考えられる中で、この新しい教材が彼らの力になることが期待されている。

取り組みは進化し続ける

遊究舎では今後も、子どもたちが夢中になれるようなコンテンツを提供し続ける方針だ。過去に提供した100種類以上の教材に加え、今回の『九九ガチャバトルアリーナ』も新たな選択肢になり、家庭での学びに新たな風を吹き込むだろう。このような施策を通して、教育現場とも連携し、より多くの子どもたちに貢献できるよう尽力していくことが予想される。