AWSサービスの拡大
2025-04-23 12:03:11

サーバーワークスとIIJグループがASEAN地域でAWSサービスを拡大

企業提携強化の背景


近年、ASEAN諸国におけるITシステムがクラウドシフトを進めている中、特にAWSを中心としたマルチクラウドの需要が著しく増加しています。この背景には、企業が効率的で安全なIT環境を求める一方で、AWSを利用するためには理解不足や構築運用に関する技術力が求められることが挙げられます。このような課題に対処するため、株式会社サーバーワークス(以下、サーバーワークス)と株式会社インターネットイニシアティブ(IIJグループ)が業務提携を結びました。両社は、AWSの導入を希望するASEAN地域のお客様に対して、高度な専門知識をもとに支援を行う体制を整えています。

提携内容と新サービス


この提携のもと、サーバーワークスの豊富なAWS運用ノウハウを活用し、IIJグループの現地法人が様々なAWSソリューションを提供します。提供サービスには、AWS環境の構築支援や運用自動化ツールの導入、監視とサポートが含まれます。特に、AWSの運用を効率化する「Cloud Automator」というツールが標準で提供されるため、企業は運用コストを抑制しながら、最大限のパフォーマンスを引き出すことができます。顧客からの問い合わせには、英語だけでなく現地語でも対応可能です。

具体的には、タイでのサービス展開が2025年4月から開始され、IIJグループの子会社IIJ GS Thailandが運用を担います。この「IIJ Managed Cloud for AWS Powered by Serverworks」により、日系企業および現地企業に対し、AWSを活用した運用支援が実施されます。さらに、インドネシアやマレーシア、シンガポールへも順次このサービスが広がる見込みです。

運用コスト最適化アプローチ


AWS環境の運用コストを最適化する「Cloud Automator」は、企業が夜間や休日における利用を自動化し、コスト削減を実現します。これにより、企業はリソースを効率良く使いながら、全体のTCO(総所有コスト)の最適化が図れると期待されています。また、AWSの主要なサポートプランである「エンタープライズサポート」も低価格で提供され、重要ITシステム稼働のためのバックアップが強化されます。

専門的なコンサルティング支援


AWS導入に際し、サーバーワークスとIIJグループは、専門的なコンサルティング支援や運用代行メニューを提供しており、企業の特性に合わせた最適なシステム環境の設計が可能です。ITガバナンスやセキュリティの強化など、各種ノウハウを基にした提案により、多くの企業に安心を提供しています。また、Direct Connectを用いることで、セキュアな専用接続も可能となります。

ウェビナー開催のご案内


さらに、サーバーワークスとIIJグループは、2025年5月20日に共同でセミナーを開催します。ここでは、東南アジアのITインフラ事情やAWS導入のステップについて具体的な事例を交えながら解説します。現地の状況をよく知る専門家によるアドバイスは、事業基盤の強化に役立つ情報が満載です。

まとめ


サーバーワークスとIIJグループは、双方の強みを生かし、ASEAN地域のお客様のビジネスを支える新たなAWSサービスの展開を進めています。これによって、企業が必要とするクラウド環境の整備が容易で、より多くの企業がデジタルトランスフォーメーションを実現する手助けとなります。競争力を高めるためのこの取り組みは、今後のビジネス成長の一助となることでしょう。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社サーバーワークス
住所
新宿区揚場町1-21飯田橋升本ビル2階
電話番号
03-5579-8029

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。