京都駅ビルで体験する伝統文化の魅力
京都駅ビルの西口広場にて、2026年1月10日(土)13:00から15:40まで、「伝統文化のスペシャリストに学ぼう!キッズワークショップ」が開催されます。このイベントは、西日本旅客鉄道株式会社と京都駅ビル開発株式会社が共催し、京都市との協力のもと、KYOTO Sustainable Networkのメンバーを講師としてお迎えして行われます。
このワークショップは、子どもたちを対象に、京都が誇る伝統文化を体験できる機会を提供するものです。参加者は、小学1年生から6年生までを対象としており、保護者の同伴が必要です。様々な伝統工芸の体験を通じて、京都の歴史や文化について学ぶことができる魅力的なイベントです。
講師陣と体験内容
ワークショップでは、以下の五つのテーマに分かれて、各分野のスペシャリストによる体験が用意されています。参加者は希望するコースを選んで参加できます。
1.
漆(うるし)体験
講師:池坊専好(華道家元池坊)、三木表悦(漆工芸家)
漆を使ったいけばな体験が楽しめます。美しい「いけばな」を作りながら、漆の特性や日本文化との関わりを学びます。
2.
土(つち)体験
講師:諏訪蘇山(陶芸家)、小川勝章(御庭植治)
磁器粘土を使って自由に創作できる体験です。お茶碗や皿など、好きな形を作って楽しみます。作品は焼くことなくそのまま持ち帰れます。
3.
香(かおり)体験
講師:園部晋吾(山ばな平八茶屋)、中川典子(銘木師)、鈴鹿可奈子(聖護院八ッ橋)
食べ物や木の香りを楽しむ体験です。八ッ橋などの香りや味を感じながら、視覚だけでなく嗅覚で楽しむことができます。
4.
装(よそおい)体験
講師:笹岡隆甫(未生流笹岡)、羽田登喜(京友禅)
生花を使った髪飾り作りを体験します。本物の花を使い、自分のセンスで様々な髪飾りをデザインしてみましょう。
5.
音(おと)体験
講師:橋本忠樹(能楽観世流能楽師)、大谷祥子(箏曲家)
能楽と箏の基礎を学ぶ体験です。「嵐山」の謡(うた)や「さくら」の演奏を通じて、伝統音楽に触れることができます。
参加申し込みと費用
参加費は、各コースにつきお一人様1,000円(税込)です。申し込みは2025年12月2日(火)から2026年1月9日(金)まで受け付けています。先着順ですので、定員に達し次第締め切られます。申し込みは、JR西日本が提供する「tabiwa by WESTER」から行うことができます。
京都の伝統文化を未来へ
このイベントは、次世代に伝統文化を継承し、その魅力を広める貴重な機会です。京都の豊かな文化を体験しながら、未来を担う子どもたちが日本の伝統に触れる素晴らしいひとときを提供します。お子様だけでなく、保護者にとっても思い出に残る経験となることでしょう。参照として、KYOTO Sustainable Networkの活動を通じて、工芸技術の保護と発展が促進され、環境への配慮も大切にされていることをご理解いただければ幸いです。ぜひ家族揃って、お越しください。