地域活性化へ向けたアスクル社員の新たな挑戦

アスクルの地域活性化挑戦

アスクル株式会社は、長野県南佐久郡小海町と連携し、新たな取り組みを始めました。この取り組みは、アスクルの社員である高瀬康秀氏が地域活性化起業人として小海町に着任し、地域課題の解決に貢献するものです。7月1日付で締結された「地域活性化起業人制度による派遣に関する協定書」に基づき、彼は小海町での業務に従事を開始しました。

環境への配慮や地域社会の発展を重視する企業として、アスクルはサステナビリティを企業活動の基盤に据えています。これに伴い、社員が持つスキルを地方の課題解決に活かすことを目指しており、地域の活性化を推進する人材の育成にも力を入れています。

地域活性化起業人制度とは

この制度は、三大都市圏に所在する企業の社員を地方自治体に派遣し、地域の課題解決に貢献する取り組みです。アスクルは、この取り組みを通じて地域の人々や企業と協力し、持続可能な社会の実現を目指しています。

高瀬氏はこれまでEC業界で中小企業と協力し、幅広い経験を積んできました。その経験を活かし、小海町の魅力を引き出し、地域の価値向上に取り組む予定です。着任後彼は、地域の空き家や空き店舗の再生事業にも関与し、地域経済の活性化に貢献することを目指しています。

小海町との連携

町長の黒澤弘氏は、アスクルの高瀬氏が小海町に派遣されることを非常に嬉しく思っており、彼のスキルと知識によって地域の可能性が広がると期待を寄せています。高瀬氏自身も、「町が抱える社会課題に真正面から向き合い、新たな価値を生み出す役割を果たしたい」と語っています。

持続可能な地域社会に向けて

アスクルの取り組みは、企業の知見を活かしながら地方創生を実現することを目指しています。地域活性化起業人制度のもと、アスクルは地域との連携を深め、地域に根差した事業の立案や実行に取り組んでいきます。

2025年6月30日まで予定されているこのプロジェクトを通じ、小海町は新たな価値を生む場所に変わることが期待されています。アスクルは、仕事場と生活を通じて、地域の課題解決に向けた新しいモデルを築いていくことでしょう。そして、この取り組みが他の地域にも広がり、同様に活性化に繋がることが望まれます。