Rist Kaggle TeamがKaggleコンペで輝く
株式会社RistのKaggle Teamが、世界的なデータ分析プラットフォームKaggleで開催された「LEAP – Atmospheric Physics using AI (ClimSim)」というコンペティションで、見事金メダルを獲得しました。今回の成果は、蛸井宏和さん、三舩哲史さん、二階堂光希さんの3名がそれぞれ個々のチームで成し遂げたものです。
コンペティションの概要
このコンペは、気候モデルのシミュレーション結果を機械学習技術を用いてエミュレーションし、精度を競う競技です。2024年4月19日から7月16日まで開催され、合計で877人の参加者と693チームがエントリーしました。蛸井さんが所属するチームは4位、三舩さんと二階堂さんがそれぞれ属するチームは7位、と、全体でも高成績を収める結果となりました。
その中で、蛸井さんのチームは金メダルを獲得し、多くの挑戦と学びがあったとのことです。
各メンバーの感想
蛸井宏和さん
蛸井さんは、「チームメイトとの協力が鍵だった」と述べ、「一つのアプローチに固執せず、様々な手法を試していく中で得られた結果」に感謝の意を表しました。終始、チームとして支え合うことができたからこその成果だと語ります。
三舩哲史さん
未経験の気候モデルという新しいドメインでの挑戦にもかかわらず、三舩さんは「論文を読み学びながら、特徴量の生成やモデル改善に取り組めた」とふり返ります。新たな挑戦を通じて、大量のデータに対処する経験も得られたことが、彼にとって大きな成果となりました。
二階堂光希さん
二階堂さんは、大気物理学という新しいテーマに直面しており、どのような特徴量やモデルが有効であるかを検討するために多くの時間を費やしたと言います。その中で、「一部のデータで実験を続けた結果、最終的に全体データを取り込む展開がうまく調和した」と振り返り、特にsqueezeformerのチューニングが大きな収穫だったと述べました。
Rist Kaggle Teamの取り組み
Ristは2020年から特に優秀な分析者を「Kaggle枠採用」しており、現在のKaggle Teamには7名のKaggle Grandmasterと5名のKaggle Masterが在籍しています。これらのエキスパートたちは高難度なデータ分析やAI技術を駆使し、様々な業務に取り組んでいます。
Ristの企業概要
Ristは、AI技術を用いたシステム開発やデータ分析を行い、顧客や社会の課題解決に貢献しています。本社は京都府京都市にあり、「画像AI事業」と「データ分析事業」を二本柱として展開しています。私たちは、Ristのような技術企業がデータ解析やAIの領域でどのように成果を上げているのか、今後の進展に注目したいと思います。