宮崎での自治体DX推進フェア2025におけるアセンテックの取り組み
2025年7月10日、宮崎市で開催された「自治体DX推進フェア2025」において、アセンテック株式会社が自社製品のデモンストレーションを行いました。このイベントは、政府および地方自治体がデジタル推進に向けた取り組みを加速させるためのプラットフォームとして位置付けられています。特に、アセンテックが展示した内容は、リモートPCアレイと株式会社ソリトンシステムズが提供するSmartOn IDとの連携による個人番号系へのセキュアなリモートアクセスを目的としたもので、多くの関心を集めました。
リモートPCアレイとSecure Remote Access
アセンテックのリモートPCアレイは、20年以上の仮想デスクトップの販売および構築経験を基にした精度の高い製品です。一般的に、仮想デスクトップはセキュリティやテレワークに優れたソリューションとして評価されているものの、システムの構築や運用には高度なスキルを持つエンジニアと長期にわたる構築期間が必要でした。アセンテックは、これらの課題を克服すべく、導入コストを抑えつつ、短期間でのシステム構築を実現しています。
特徴と利点
リモートPCアレイの特長として、ハイパーバイザーが不要であるため、設計から構築までの期間を大幅に短縮します。これにより初期投資も削減され、導入がよりスムーズになります。また、1ユーザ1カートリッジ利用のためパフォーマンス低下を抑え、シンプルな管理機能により運用コストも軽減されています。さらに、同一仕様のPCカートリッジを集約して利用することで、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用にも適しています。
宮崎県内の導入状況
今回の展示では、既に宮崎県内の複数の自治体に導入されている実績を披露しました。展示会のブースでは、LGWAN端末からの顔認証を用いたアクセスデモも行われ、参加者から多くの関心が寄せられました。このセキュリティ対策は、デジタル技術を用いて住民サービスの向上を図る自治体にとって重要な施策です。
アセンテックの企業理念と今後のビジョン
アセンテックは「簡単、迅速、安全に!」という企業理念の下、ビジネスワークスタイルの変革に貢献する製品を開発し、販売を行っています。サイバーセキュリティやクラウドサービスに関連するソリューションも展開し、持続可能な社会の実現に向けたESGへの取り組みを今後も強化していく所存です。このような姿勢が、自治体DX推進の背後にある大きな原動力となっているのです。
アセンテックの取り組みは、各自治体のデジタル化を加速させるだけでなく、住民にとってもより安全で便利なサービスの提供につながることを目指しています。今後の展開に目が離せません。