愛媛県立松山西中等教育学校が新たな英語教育プログラムを導入
三井物産グループの子会社であるMoon Creative Lab(ムーンクリエイティブラボ)が、愛媛県立松山西中等教育学校と協力し、英語教育に革新をもたらす新しいプログラムを開発しました。このプログラムは、2024年10月より同校の生徒160人を対象に、革新的な英語発音学習アプリ「GORIL」を利用したものです。
GORILの特長
「GORIL」は、発音を可視化することで学ぶことを目的とした、新しいタイプの英語学習ツールです。このアプリは、特許技術を駆使してスピーキングとリスニング能力を測定し、ユーザーに対して反復的なフィードバックを提供します。これにより、学習者は個々のコミュニケーション能力を効果的に向上させることができます。
プログラムでは、愛媛県立松山西中等教育学校が設定する語彙や文を用いて具体的な学習内容が構築され、生徒たちは自主学習や授業で「GORIL」を活用していくことになります。指導を担当する教員は、アプリの管理画面から各生徒の学習進捗を把握し、個別のニーズに応じた指導が可能です。生徒自身も自らの進捗を確認しつつ、通常学習が難しいとされる発音やイントネーションに集中することができます。
教育現場へのメリット
この共同開発の最大の意義は、英語の発音やイントネーションを教える上での指導方法が大きく変わることにあります。『GORIL』の見える化ツールを使用することで、教員はより簡便に、かつ個別に最適化された指導が行えるようになります。その結果、教員による実践的かつ効果的な指導が実現され、学校における英語教育の質の向上につながることが期待されています。
さらに、Moon Creative Labはこれまでも自学習コンテンツの提供に加え、企業向けのレッスン展開を行ってきましたが、今回の取り組みによって、学校現場での英語指導を一層充実させることができるでしょう。
今後の展望
本プログラムにおける「発音の見える化ツール」は2024年1月に特許を取得しており、「イントネーションの見える化ツール」に関しても特許を申請中です。これらの技術を用いた教育プログラムが実施されることで、生徒の英語力が飛躍的に向上することが期待されています。
新たな教育の形を導入する愛媛県立松山西中等教育学校に敬意を表し、このプログラムが多くの生徒の未来に明るい光をもたらすことを願っています。これからも、温かく見守り、支援していきましょう。