グラナ・パダーノPDOがもたらす幸せ
現在、グラナ・パダーノチーズ保護協会は、EUの協力を得て、日本市場向けに新たなプロモーションキャンペーン『Happiness from Europe - ヨーロッパから届く幸せ』を展開しています。このキャンペーンは2025年までの3年間にわたり、グラナ・パダーノPDOの魅力を広く伝えることを目指しています。
この取り組みのキックオフを祝うイベントが、フェアモント東京にて開催されました。業界関係者およびメディアが集まり、グラナ・パダーノPDOの素晴らしい品質とその背景にある文化を体験する貴重な機会となりました。参加者は、特にチーズを使ったさまざまな料理や、各専門家によるトークセッションに引き込まれました。
キーパーソンたち
イベントでは、『Happiness from Europe』キャンペーンの公式プロモーション・パートナーとして、3人の食の専門家が紹介されました。彼らは、グラナ・パダーノPDOについての深い知識と独自の視点を基に、日本の食文化にその魅力を広める役割を担います。特に注目されたのは、NPO法人チーズプロフェッショナル協会の顧問である佐藤優子氏、リストランテヴォーロ・コズィのシェフ西口大輔氏、イタリア料理研究家のベリッシモ・フランチェスコ氏です。
トークセッションの見どころ
このイベントでは、フードコミュニケーター佐野嘉彦氏の進行のもと、3名のスピーカーによるトークセッションが行われました。彼らはグラナ・パダーノPDOとの出会いについて話し、このチーズが彼らの料理にどのように影響を与えているかを共有しました。また、日常の食文化に根差した存在として、このチーズの持つ多様性についても言及しました。特に熟成度に応じた風味や食感の変化、さらにはペアリングの可能性についての議論が興味深いものでした。
レセプションでの体験
イベントの後半では、参加者が熟成度ごとの個性を楽しめるチーズプレートや、グラナ・パダーノPDOを使った料理が提供され、五感でその魅力を体感することができました。参加者たちは、伝統的なレシピから現代的なアプローチまで様々な形での使用方法を楽しみ、グラナ・パダーノPDOのポテンシャルの深さを実感しました。
グラナ・パダーノPDOの歴史
グラナ・パダーノPDOは、1135年にイタリアのポー渓谷で初めて製造された、900年にわたる歴史を誇るチーズです。伝統的な製法に基づき、部分的に脱脂したイタリア産生乳を使用し、最低9ヵ月以上熟成させます。特に「リゼルヴァ」と呼ばれる種類は、最大で24ヵ月間熟成され、濃厚な風味と豊かな風味を楽しむことができます。また、各ホイールにはEUの原産地呼称保護(PDO)に基づく厳格な検査が行われており、高品質が保証されています。グラナ・パダーノが持つたんぱく質やカルシウム、その他の栄養素の豊富さは、日常の食事から特別な機会まで幅広く対応可能です。
まとめ
新たに始まったプロモーションキャンペーンを通じて、日本の食卓にグラナ・パダーノPDOがどのように受け入れられ、多彩な料理に生かされていくのか、今後の展開が非常に楽しみです。美味しいチーズがあることで、食卓に幸せな瞬間が増えることでしょう。