福島の海をテーマにした子供たちの想い
福島県の海をテーマにした創作イベントが、常磐線の中吊り広告に掲示されています。このイベントは、一般社団法人「ふくしま海と緑のプロジェクト」が主催し、2024年7月31日から8月1日まで行われました。対象は福島県内の小学5、6年生の20名で、海洋体験学習を目的としたものです。
海との触れ合い
イベントの中では、近年漁獲量が増加している「イセエビ」と「タチウオ」を「シン・常磐もの」として取り上げ、海洋温暖化などの影響を受けるふくしまの海について学びました。児童たちは、これらの学びをもとに、メッセージとコラージュを制作し、参加者の思いを表現しました。
イセエビ班は、「栄養満点、新鮮、おいしい常磐もの~人や魚、地球のためにごみを捨てないようにしよう~」というメッセージを掲げ、タチウオ班は「~温暖化を防いで常磐ものを守ろう!!~魚と人は、助け合い!」という力強い言葉を発信しました。各班で作成されたコラージュは、フェルトや色紙を駆使した個性的な作品となりました。
ポスターの完成
最終的に、いわき出身のアーティスト、金澤裕子さんによって、これらのメッセージとコラージュがデザインされ、素晴らしいポスターに仕上げられました。ポスターは、常磐線内の中吊り広告として、10月1日から11月4日まで掲示され、乗客に「ふくしまの海」に関するメッセージを発信しています。
魅力的なイベントの振り返り
イベントから約2か月後の10月12日、参加者とその家族は「常磐線中吊り見学会」に参加しました。実際に掲示されているポスターを初めて目にした参加者たちは、「自分の作ったコラージュがこのように飾られるのが嬉しい」「頑張って作った作品なので、いろんな人に見てもらいたい」と喜びの声を上げました。中には、参加者がこのイベントで学んだ内容を元にクイズに答える姿もあり、熱心な学びが続いていることを示しています。
家族の感想と今後の展望
参加者の家族も見学会に参加し、コラージュに表現されたイセエビやタチウオの特徴に驚き、また、自分たちの作品が多くの人に見られることを喜んでいました。このイベントを通して、福島の海の価値やその保全への意識が広がることが期待されます。
ポスターには、色とりどりの「イセエビ」と「タチウオ」が描かれ、多くの人々に福島の海に関するメッセージと魅力を伝えています。ぜひ、その想いやデザインを直接目にして、福島の美しい海と子供たちの想いを感じてみてはいかがでしょうか。
概要
- - イベント名: 海と日本PROJECTシン・常磐もの調査隊
- - 掲載期間: 10月1日~11月4日
- - 掲載区間: 常磐線上野駅~高萩駅(10月1日~10月28日)、土浦駅~草野駅(10月29日~11月4日)
このように、子どもたちの学びの成果が形となり、多くの人に届くことが喜ばしいです。今後も福島の海についての意識が高まることを願っています。