東京藝術大学のベンチャー企業cotonが選ばれる
東京藝術大学発の株式会社cotonは、マイクロソフト社のスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたことを発表しました。このプログラムへの採択により、cotonは自社の音環境構築ソリューションをさらに進化させ、広がりを持たせることを目指しています。
soundtopeとsonicwalkの展開
cotonが展開する「soundtope」は、自動生成により音楽や環境音をトータルデザインするAIソリューションであり、既に「ずかんミュージアム銀座」や「ポケモンワンダー」で活用されています。また、「sonicwalk」は音の街歩き体験を提供する新しいサービスで、視覚だけでなく音を通じて新たな体験を創出します。これらのソリューションは、具体的なクライアントとともに多様なシーンで導入されており、音の持つ力をより一層活かす取り組みが進められています。
Microsoft for Startupsの支援内容
「Microsoft for Startups」は、世界中のスタートアップ企業の成長を支援するために設けられたプログラムで、採択された企業にはマイクロソフトのテクノロジー、特にAzureのサポートが提供されます。これを通じて、cotonは音環境ソリューションの開発を加速し、ビジネスの拡大を図ります。また、日本マイクロソフトとの共同プロモーションや研究成果の発表が期待されています。
会社としての成り立ち
株式会社cotonは、2019年に松尾謙二郎氏、古川聖氏(東京藝術大学教授)、濵野峻行氏(元東京藝術大学技術責任者)によって設立されました。音楽や音響分野における最新技術を用いて、芸術家の発想と科学の知見を融合させ、音とテクノロジーに関する多様なソリューションを提供しています。最近では、音楽認知や脳科学、感性科学といった学問との接点を探りながら、新しいサービスを開発しています。
今後の展望
マイクロソフトの支援により、cotonは音環境構築に関する新しいサービスの開発を加速させ、さらなるクライアントとの連携を図ることを目指しています。企業や学術機関との共同研究を進めることで、今後の市場での競争力を一層強化していくでしょう。cotonの公式サイトでは、提供する技術とサービス、メンバーについて詳述されていますのでぜひチェックしてみてください。
公式サイトはこちら
会社概要
- - 名称: 株式会社coton
- - 所在地: 東京都港区六本木5丁目17番6-201号
- - 設立: 2019年7月1日
- - 代表者: 松尾謙二郎
- - 資本金: 400万円
- - 事業内容: 音や音楽に関する調査・開発、新しいニーズに応じた技術開発やサービスの提供など