最近、博物館やミュージアムのデジタルアーカイブの重要性が高まっていることをご存知でしょうか? 株式会社ミュージアムメディア研究所が発行した独自編集冊子『ゼロから始めるデジタルアーカイブ』がその取り組みをサポートします。本冊子は、最新のデジタル技術が進展する中で、どのように博物館がデジタルデータを活用し、実現できるのかを探る内容で構成されています。
近年、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)、さらにはメタバースといった新技術が急速に進化しています。それに伴い、画像データの国際的な規格であるIIIFの普及も進んでいます。これまで「博物館のデジタルアーカイブ」は先進的なミュージアムの専権事項と見なされてきましたが、博物館法の改正により、これは全てのミュージアムにとっての必須課題へと変わってきました。
しかし、膨大な資料をどのようにデジタル化し、可視化すればよいのか、方向性が見えない施設が多数存在しています。多くの博物館が、デジタルアーカイブを進めたいものの「どこに相談すればいいのか分からない」という悩みを抱えています。これに対し、専門企業である弊社には日々質問が寄せられているのです。本冊子は、その多くの相談内容をもとに「博物館が抱えるデジタルアーカイブに関する悩みとその解決法」を整理し、読者に向けて実践的な情報を提供します。
本冊子の構成は4つの章から成り立っています。
ちょっとしたトピックを紹介しますと、第1章では博物館クラウドの相談現場に迫ったルポ、第2章では「ミュージアム・インタビュー」に基づく取材記事分析、成功事例を盛り込んだ第3章、そして最後の第4章では少人数またはデジタル化が進んでいなくても実現可能なミニマルなデジタルアーカイブのモデルケースを紹介します。
この冊子は132ページのボリュームで、現場の情報をデータとして生の声でお届けします。さらに、デジタル化を進めたい博物館にとっての「成功のポイント」も合わせて解説。博物館をはじめとする関連施設の方々にとって、どれだけ役立つ内容が詰まっているかを実感いただけるはずです。
発行日は令和6年11月30日、体裁はA4版でモノクロ印刷となっております。デジタルアーカイブの導入や運営に関心がある方々は、ぜひ手に取ってご覧ください。資料請求は早稲田システム開発株式会社のウェブサイトで受け付けており、問い合わせ先は03-6457-8585まで。デジタルアーカイブを進めるミュージアムの新たな一歩を、ぜひこの冊子からスタートさせてみてはいかがでしょうか?