フィジー観光の今
2024-02-26 09:59:22
フィジーが過去最高の外国人訪問者数を記録する中で注目の観光地とは?
フィジーに訪れる外国人旅行者が回復傾向に
2024年1月の時点で、フィジーへの外国人訪問者数は2019年同月比で約110%の回復を見せています。特に日本人を含めた外国からの観光客の再訪が注目を集めています。
フィジーへの訪問者数の動向
2024年1月の外国人訪問者数のトップ5は以下の通りです。
1位 オーストラリア:34,671人
2位 ニュージーランド:14,834人
3位 アメリカ:6,675人
4位 中国:2,076人
5位 カナダ:1,686人
これらの国からの旅行者がフィジーへの全体の85.3%を占めていますが、日本からの訪問者も徐々に増えており、全体の0.72%を占めています。
コーラルコーストの台頭
フィジーは333の島々から成り立っていますが、最近では本島のビチレブ島南部に位置する「コーラルコースト」が注目されています。この地域は、前年比で26%増の予約があり、訪問者にとって最も人気のあるエリアとして浮上しています。
コーラルコーストはナンディ国際空港から車で1-2時間の距離にあり、美しい海に面し、シュノーケリングやダイビングが楽しめます。また、シンガトカ川でのジェットボートや、電動アシスト自転車によるトロッコアクティビティ「エコトラックス・フィジー」、さらにはフィジー初の国立公園「シンガトカ砂丘」を訪れることも可能です。このエリアには多くの著名なリゾートホテルも点在しています。
外国人訪問者の目的
2024年1月にフィジーを訪れた外国人の79.1%は休暇を目的としており、これは前年同月比で5%増加しています。続いて、友人や親族への訪問が5.6%、ビジネス目的の旅行者は1.7%でした。観光による収入は約2億5100万ドル、これは約377億9307万円に相当します。
日本を中心とした観光客の動向
2023年の日本からの訪問者数は7,748人と、2019年比で52.1%回復しています。2024年には15,000人を目指しており、これは2019年の14,868人に迫る勢いです。また、フィジーでは421の認可された宿泊施設があり、全体の平均客室稼働率は71%です。平均客室単価は540フィジードル(約35,948円)、RevPAR(販売可能客室1室あたりの収益)は388フィジードル(約25,829円)です。
フィジーの新しいブランドメッセージ
フィジーは最近「幸せあふれるフィジー(Where Happiness comes naturally)」という新たなブランドメッセージを掲げています。このメッセージには、「豊かな自然」「アドベンチャー」「コミュニティとの触れ合い」「リフレッシュ」「グルメ」といったテーマが盛り込まれており、フィジーでの独特な幸せな体験を訴求しています。また、2024年2月からは公式Instagram(@tourismfiji.jp)も再開され、観光客への情報発信を強化していく予定です。
今後の展望
フィジー政府観光局は、日本からの訪問者数が2019年の水準に戻ることを目指し、さらなる観光誘致に努めています。新しいロゴとビデオを展開し、フィジーの魅力を多くの人々に伝えていくことが期待されています。フィジーには優れた自然環境と素晴らしいコミュニティがあり、今後も観光業の復活が期待される地域です。
会社情報
- 会社名
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フィジー政府観光局
- 住所
- 東京都港区元赤坂1-2-7赤坂Kタワー4階
- 電話番号
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