気軽に参加できる「#ハートアクション」チャリティーキャンペーンが4年目を迎える

ガレットキャンペーンが今年もスタート

今年も、2025年9月5日から10月9日までの期間に、インスタグラムやX（旧Twitter）、Threadsを利用した「#ハートアクション」チャリティーキャンペーンが開催されます。この取り組みは、途上国の子どもたちにポリオやはしか、百日咳などのワクチンを寄付することを目的としています。

このキャンペーンは、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」（JCV）が主催しており、参加者はハートをテーマにした写真や動画を所定のハッシュタグでSNSに投稿するだけで、1件の投稿ごとに1人分のワクチンを支援することができます。これにより、途上国の子どもたちの命を守る取り組みが進められています。

参加しやすさが人気の秘訣

「#ハートアクション」キャンペーンは、開催以来年々参加者を増やし続けています。SNSに日常的に投稿する文化が深まり、多くの人が気軽に参加できることが大きな要因と考えられます。昨年には32,623件の投稿が集まり、様々な国の子どもたちにワクチンが届けられる結果となりました。

このキャンペーンは、SNSで普段使用するプラットフォームに適応しているため、参加の敷居が低く、広く認知されています。「毎年参加している」「ハートを見つけるのが楽しみ」といった声も多く、継続した開催によって多くの人の支援が得られています。

ハートの意味

このキャンペーンの特徴的な点は、投稿する際のテーマが「ハート」であることです。様々な形で「ハート」を表現した写真や動画が人気で、友達とのハートポーズや旅先でのハートモチーフを撮影して投稿する事例が見受けられます。日常の中に溢れる「ハート」の存在は、幸せや命を象徴するものでもあります。

参加者は、このキャンペーンを通じて「ハート」を囲むことで途上国の子どもたちの命を守ることができるとの意義を持ち、コミュニティ全体での意識も高まっています。「ハートアクション」を通じて、多くの人が一つの目標に向かって力を合わせる姿勢が、さらに支援の輪を広げる原動力となっています。

ワクチン支援の背景

途上国では、ポリオや結核、百日咳などの感染症が依然として深刻な問題であり、毎日4,000人もの子どもがワクチンで防げる病気で命を落としている現状があります。このキャンペーンは、そのような中で具体的な支援活動を行う機会を提供しています。

日本で1994年に設立されたजेCVは、UNICEFなどとパートナーシップを結び、これまでの活動で1億3,377万3,465人の子どもたちにワクチンを届けてきました。今後もさらなる支援を行い、2024年にはこれまで以上の数のワクチンを途上国へ届ける計画を進めています。