マーク電子の株式譲渡
2025-01-17 13:21:15

株式会社マーク電子がパスレル社に全株式譲渡、MBO実施による新たな成長への道

株式会社マーク電子がパスレル社に全株式譲渡



株式会社マーキュリアインベストメントは、きらぼしキャピタル株式会社とともに、国内の中堅・中小企業支援を目的とした「夢・かがやき1号ファンド」を組成しました。このファンドの第一号案件として、2019年8月に株式会社マーク電子に投資を行い、2024年にはその全株式をパスレル株式会社に譲渡しました。これは、法人格の存続と企業価値の向上を目指した新経営陣によるMBO(マネージメント・バイアウト)が実施されるもので、今後のさらなる成長に期待が寄せられています。

マーク電子の企業概要


株式会社マーク電子は、相模原市に本社を構える医療機器や各種計測機器の企画・製造を行う企業です。設計開発部門での技術と製品は、国内の大手医療機器メーカーや大学・研究機関から高い評価を受けています。しかし、創業から50年を経過し、経営者の高齢化や後継者問題が顕在化。これにより、適切な事業承継が求められていました。

このような状況を受け、本ファンドは事業承継の方針の元、株式を譲渡することを決定しました。マーク電子では、特に組織の再編や営業力の強化を中心に、事業発展を目指して来ており、今後新経営陣が正式に株式を取得することでさらなる成長が期待されています。

MBOの実施背景


今回のMBOに至った経緯としては、新経営陣が企業の資産を自らの手で管理し、経営権を握ることで、自社の企業価値をさらに高めていくことが可能であると考えられたためです。具体的には、きらぼしう銀行や日本政策金融公庫がパスレル社に対する融資を行い、財政面でも後押しがなされました。このように、外部からの支援を受けながらも、自社の経営権を維持するという形は、企業の独立性を担保しつつ、経営の自由度も高める手法と言えます。

今後の展望


マーク電子は、今後も確固たる技術力をもとにした製品開発を進めていく方針です。新経営陣のもと、さらなる組織強化を図り、業績を安定化させることを目指します。また、MBOを通じて経営の自由度が高まることから、迅速な意思決定とともに、従業員のモチベーション向上など、多くのメリットが期待されます。

この発表を受けて、マーキュリアインベストメントも引き続き、マーク電子の成長を支援していくとのことです。今後の動きに注目です。

マーク電子について


  • - 会社名: 株式会社マーク電子
  • - 本社所在地: 神奈川県相模原市緑区橋本台1-32-1
  • - 事業内容: 医療機器、計測機器、制御機器の製造
  • - 代表者: 代表取締役社長 大津 恭男
  • - Website: https://markd.co.jp/

マーキュリアインベストメントについて


  • - 会社名: 株式会社マーキュリアインベストメント
  • - 本社所在地: 東京都千代田区内幸町1丁目3番3号 内幸町ダイビル
  • - 事業内容: 投資助言業、投資運用業、第二種金融商品取引業
  • - 代表者: 代表取締役 豊島 俊弘
  • - Website: https://www.mercuria.jp/


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会社情報

会社名
株式会社マーキュリアホールディングス
住所
東京都千代田区内幸町1-3-3
電話番号
03-3500-9870

トピックス(経済)

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