長野県の新しい農業体験
2022-05-09 10:00:13
長野県の老舗農家とIT企業が手がける新しい農業体験の試み
長野県須坂市でスタートする農業とリモートワークの新たな融合
長野県須坂市で、老舗のぶどう農家と大手IT企業がコラボレーションを実施。今回のプロジェクト「農+ワーケーション」は、リモートワーカーが農村地域に短期移住し、農業体験をしながら働く新しいモデルです。この取り組みによって、都市部から地方への移住を促進し、地域の活性化を図ることを目的としています。
背景
農業には多くの課題が存在すると同時に、企業や個人にもそれぞれの問題があります。家族経営の農家は、農業を支える若手の労働力不足や収入の不安定さなどの問題に直面しています。一方、リモートワークに従事する企業では、チームビルディングやメンタルヘルスが懸念されています。これらの課題を解決するため、限界を突破する新たな手を模索しているのが、今回のプロジェクトです。
このキーワードには、持続可能な開発目標(SDGs)が含まれ、社会全体におけるソーシャルインパクトも視野に入れた重要な施策といえます。農+ワーケーションは、地方創生の一環として様々な主体が連携しながら進める予定です。
体験の内容
2022年5月中旬、長野県須坂市で行われる初回のイベントでは、老舗ぶどう農家の岡木農園が受け入れを担当。参加者は朝に農作業を行い、日中は東京の本社からリモート勤務を行うほか、地元農業のワークショップにも参加します。その他にも、地域との交流や夜には地元産野菜を使ったバーベキューも設けられ、地元の温泉を楽しむ時間も準備されています。
青々としたブドウ畑が広がる山々の中での新しい体験は、参加者にとって忘れられない思い出になることでしょう。特に、岡木農園が推進する「巨峰のリブランディング」についても触れながら、参加者がその重要性を学べる機会となります。
岡木農園の目指すもの
岡木農園は、「巨峰のリブランディング」を掲げ、近年注目を集めているシャインマスカットと比較しても見劣りしない、巨峰の魅力を再認識させることを目的としています。現在、巨峰は市場での価値が低下し、栽培面積が減少傾向にあります。しかし、岡木農園はその美味しさを知っており、農業の将来を担う取り組みが必要とされている状況を感じています。
「皆さんと一緒に巨峰の魅力を見つめ直し、農業の未来を共に考えたい」と岡木由行氏は述べています。これからの農業には、新しい視点とアイディアが必要で、それを提供する場となることが期待されています。
ノウタスの役割
ノウタス株式会社は、さまざまなデジタルサービスを農業に最適化し、農家の持続可能な経営支援を行います。具体的には、デジタル田園都市の構築を通じて、農業の生産性向上や付加価値の高いサービスを生み出すことを目指しています。今後、普及していくことが望まれる農+ワーケーションモデルは、まさにその一環です。
まとめ
今回の「農+ワーケーション」は、都市部から地方への新しい交流の形を創り出すだけでなく、農業の魅力を再評価するきっかけともなるに違いありません。さらに、それが人々の心の健康や企業の成長に寄与することができれば、素晴らしい結果となることでしょう。新しい時代の農業とリモートワークが織りなす未来に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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ノウタス株式会社
- 住所
- 東京都港区南青山2-15-5FARO青山1階
- 電話番号
-
03-6403-5807