台湾・高雄に新たな日系ブランドのホテルが誕生
11月1日に「ホテル・ニッコー高雄」が開業しました。このホテルは、大和ハウス工業が進める「台湾高雄プロジェクト」の一環として、ホテルと分譲マンションからなる複合開発プロジェクトの一部です。高雄市の発展途上にある再開発エリアに位置しており、高雄南部初の日系ブランドホテルとして期待されています。
開業の背景
大和ハウス工業は、2020年1月から台湾の大手不動産開発会社協力のもと、複合開発を進めてきました。今回の開業で、台湾におけるホテル事業の第一歩を踏み出しました。「ホテル・ニッコー高雄」は、地上21階、地下4階建てで、260室を有し、運営は株式会社オークラ ニッコー ホテルマネジメントが担当します。
一方、分譲マンション「和陸寓邸」は、地上29階建てで227戸を持ち、日本企業の設備が使われているのが特長です。販売開始からほぼ完売しており、その人気の高さが伺えます。
高雄市の魅力
高雄市は台湾南部の中心都市として発展を続けており、港湾都市としても知られます。特に「高雄港」は台湾最大の国際港で、経済の要所でもあります。新たに開業した「ホテル・ニッコー高雄」は、地下鉄やライトレールといった公共交通網にも近く、利便性が高いロケーションです。
また、台北までは台湾高速鉄道を利用すると約90分、高雄国際空港まで車で約25分というアクセスの良さもあります。ビジネス、観光、教育などさまざまなニーズに応じた好立地が魅力です。
ホテルの特徴
「ホテル・ニッコー高雄」は、高雄市のモチーフが取り入れられた内装が特徴的で、和の雰囲気を感じさせるデザインが施されています。館内には、フィットネスジム、プール、サウナ、エグゼクティブラウンジなど、ビジネスや旅行に欠かせない設備が充実しています。
さらに、屋上に位置する「ルーフトップバー22」や、5つの多彩なレストランとバーラウンジも完備しており、訪れるゲストに食の喜びも提供します。特に、各種料理を楽しむことができるオールデイダイニングや、日本料理、中国料理が揃い、文化の交流を感じさせています。
分譲マンション「和陸寓邸」の特長
「和陸寓邸」は、1ベッドルームから3ベッドルームまで多様なライフスタイルに対応した間取りを用意しています。約70㎡から185㎡の各種サイズで、フィットネスジム、ヨガルーム、会議室、パーティールームなど、共用施設も充実しています。これらの施設が居住者のライフスタイルを豊かにします。
おわりに
「ホテル・ニッコー高雄」の開業は、両国のビジネス交流や観光促進にも寄与するでしょう。大和ハウス工業は、「第7次中期経営計画」の最終年度に向けて海外展開を加速させており、今後も高雄での展開を期待されています。台湾でのブランド価値を高めるとともに、高品質なホスピタリティを提供する「ホテル・ニッコー高雄」にぜひ足を運んでみてください。