滋賀県北部を活性化する「おてつたび」の新たな挑戦と成功事例
株式会社おてつたびが運営する人材マッチングサービス「おてつたび」は、滋賀県と協力し、地域の人手不足解消と関係人口の創出に向けた「北の近江振興プロジェクト」に取り組んでいます。このプロジェクトは、滋賀県北部での短期就労と観光を結びつけた取り組みで、今年度もその活動を拡充していく予定です。
プロジェクトの目的と概要
「おてつたび」は、全国から10代から60代の参加者を滋賀県北部に呼び込み、延べ130日間の滞在を実現しました。これにより、地域の人手不足に対する効果的な解決策としてだけでなく、新たな関係人口の形成にも寄与しています。
具体的には、滋賀県北部の長浜市、高島市、米原市の特色に応じた手厚いサポート体制を整え、参加者が安心して地域の事業者へと受け入れられる環境を作り上げています。滋賀県は「おてつたび」の利用に伴う事業者負担を最大7万円補助し、地域の事業者がリスクなく参加できるようにしています。
プロジェクト実施の成果
昨年度の取り組みでは、労働力の確保を超え、多くの参加者と地域の方々との交流が生まれました。延べ18名の参加者が地域を訪れ、登録事業者は7社から17社に増加。総滞在日数は130日で、平均滞在日数は7.2日という恵まれた結果を出しました。参加者は地域の魅力をSNSで発信し、求人ページの閲覧数も3,000PV、最大で15,000PVに達するなど、高い認知度を誇るトライアルとなりました。
参加者からは、「地域の方とのリアルな交流ができて嬉しい」「再度訪れる機会を持ちたい」といった感想が寄せられています。事業者からは、「体力が求められる仕事だったが、皆さん頑張ってくれた」「驚くほどの応募があった」といった前向きな声が多く寄せられました。
実際の活用事例
まちづくり:長浜市木之本町の事例
地域の居場所づくりに向けた取り組みで、庭の草刈りや大型家具の運び込みを実施。参加者の新鮮なアイデアにより、事業者が次の挑戦の道筋を描くきっかけが生まれました。求人ページは15,526PVに達し、地域の取り組みを全国に広める機会となりました。
農業:米原市甲津原の事例
単純作業を中心に募集し、社会人経験のある参加者が集まり、期待以上の成果を上げることで事業者の満足度が高まりました。宿泊施設の活用により、参加者から貴重なフィードバックも得ることができました。
林業:高島市朽木野尻の事例
林業分野では、地元では難しかった採用が「おてつたび」を通じて成立。参加した20代の学生からは、良い環境で働けたことへの感謝と、産業の魅力の再発見を得ることができました。
宿泊業:高島市マキノ町の事例
繁忙期に人手不足を解消するための募集で、異例の応募率を記録。事前に応募者の評価を確認する機能が活用され、信頼のおける参加者とマッチングされました。
今後の展望
2年目を迎え、参加者数は昨年の20名から30名へと目標を引き上げ、受け入れ体制の強化や多様化を進めていきます。また、地域向けの事例紹介セミナーを開催し、さらなる認知度向上と事業者同士のネットワークを強化します。地域課題に寄り添いながら新たな関係人口を生み出す「おてつたび」は、これからも滋賀県北部の活性化を進めていくことでしょう。
「おてつたび」は人手不足解消だけでなく、新たな関係の構築や地域貢献をもたらす素晴らしい取り組みです。今後の活動から目が離せません。