下水道ブルーカーボン構想の取り組みについて
2024年に開催される「下水道展'24東京」と「Hitachi Social Innovation Forum 2024 JAPAN」において、日立製作所が推進する「下水道ブルーカーボン構想」の詳細が紹介されます。この構想は、下水道を通じて持続可能な社会を構築し、豊かな海への貢献と脱炭素を同時に実現することを目指しています。
下水道ブルーカーボン構想の概要
日立が提唱するこの構想は、海洋生態系がCO2を吸収・貯留するのを助けるために、下水道の栄養塩管理技術を用いて海に必要な栄養を供給することに重点を置いています。特に、栄養塩の一つであるアンモニア態窒素を適切に管理していくことが、その中心にあります。
イベントでの発表内容
「下水道展'24東京」は2024年7月30日から8月2日に開催され、日立のブースでは、最新の下水道技術とその効果的な利用法についての情報が展示されます。また、併催されるセミナーでは、国土交通省との共同で「下水道におけるネガティブエミッション技術」についての話が行われ、持続可能な水環境づくりへの示唆が得られることが期待されています。
一方、9月4日から9月5日に開催される「Hitachi Social Innovation Forum 2024 JAPAN」でも、事業の説明が行われる予定です。このフォーラムでは、下水道ブルーカーボン構想に関する具体的な取り組みや成果が多くの参加者に紹介され、今後の取り組みの透明性と信頼性を高める役割も果たします。
持続可能な社会に向けた新たな役割
従来の下水道事業は、浸水防止や公衆衛生の向上にとどまっていましたが、近年ではより多様な役割を期待されています。日立は、ICTを取り入れた省エネ型下水処理制御システムを開発し、CO2排出削減に貢献するだけでなく、持続可能な社会の実現を目指しています。
日立は、2022年からブルーカーボン構想の実現に向けた取り組みを強化しており、産官学の専門家と連携したプロジェクトを通じて、海洋生態系の保全活動を進めています。これにより、地域社会における持続可能な水環境の確保に寄与することを目指しています。
今後の展望
日立は、関係各所との協力を深めつつ、新たな施策や技術開発を進めていきます。今後も持続可能な社会を実現するために、地域のニーズに応えるソリューションを提供し続けるという姿勢を崩しません。
この取り組みにぜひ注目していただきたいと思います。詳細情報は下記のリンクより確認してください。
お問い合わせ先
日立製作所水・環境ビジネスユニットへのお問い合わせは、
こちらのフォームからお願いいたします。