ラックの「LAC Security Insight 第14号 2025 秋」の概要
株式会社ラック(本社:東京都千代田区、社長:村山 敏一)が、サイバー攻撃の詳細な分析を基にした最新の報告書「LAC Security Insight 第14号 2025 秋」を2025年11月13日に公開しました。このレポートは、ラックのセキュリティ専門家たちが、最前線でのサイバー攻撃やインシデントの調査、分析を行い、その結果から得られた情報を元に構成されています。
レポートの主な内容
「LAC Security Insight 第14号」では、国内企業をターゲットとしたToolShell攻撃キャンペーンを特集し、近年のサイバー攻撃の傾向について詳細に解説しています。本レポートは日本におけるサイバーセキュリティの状況を理解するために重要な読み物であり、特に企業や団体のセキュリティ担当者には有益な情報が詰まっています。
サイバー119の出動傾向
2025年7月から9月の期間におけるサイバー119の出動傾向を分析した結果、マルウェアによる被害が30%、サーバ不正利用による被害が38%というデータが示されています。この2つのカテゴリが全体の68%を占めており、前四半期の66%からのわずかな増加が見られます。ただし、前年同期の73%と比べると減少しています。
JSOCで観測したサイバー攻撃傾向
重要なインシデントに関するトピックとして、2025年7月から9月に確認された暗号攻撃の件数は209件でした。このうち、インターネットからの攻撃によるものは10件(4.8%)、ネットワーク内部からの通信によるものは199件(95.2%)と、内部からの通信に起因する問題が大部分を占めています。これは前四半期と比べても減少傾向にあり、今後のさらなる対策が求められます。
特集:ToolShell攻撃キャンペーン
このレポートの注目すべき特集では、日本国内の組織を狙ったToolShell攻撃キャンペーンについて詳しく紹介しています。このキャンペーンでは、攻撃者が特定の目的に向けた高度な手法を駆使していることが示されており、特に企業側の慎重な対策が必要です。
ラックについて
株式会社ラックは、設立当初からサイバーセキュリティの領域に注力し、金融サービスや製造業など、様々な業界において基盤システムの構築に携わってきました。近年は、AIやクラウドサービスなどデジタルトランスフォーメーション(DX)の波に対応したソリューションを展開しています。特に、1995年に開始された日本初の情報セキュリティサービスや、国内最大級のセキュリティ監視センターでの活動は注目されています。
ラックは常に最新のサイバー攻撃対策を提供し、社会の信頼と安心を支えるリーディングカンパニーとしての責任を果たしています。
是非、より詳細な情報については、
ラックの公式ウェブサイトをご覧ください。