フランス文学と文化の融合イベント「読書の秋」
今年も待ちに待った読書の季節がやってきました。第16回「読書の秋」は、10月27日から12月2日の約1ヶ月間、全国各地でフランス文学、バンドデシネ、そして児童書をテーマにした多彩なイベントが行われます。これらのイベントは、フランスの現代文学に焦点を当て、日本の文学界で活躍する専門家やフランス文化に興味のある人々に向けられています。
本イベントの概要
「読書の秋」は、東京、横浜、京都、大阪、名古屋、福岡、仙台、札幌の8つの都市で開催され、20以上のワークショップや講演会が予定されています。フランス人作家やイラストレーターと直接交流できる貴重なチャンスがあり、文学の世界をより深く知ることができる素晴らしい機会です。
今年のイベントの特筆すべき点は、アンスティチュ・フランセが2023年に刊行した小冊子「新しい暮らし方に目覚める」のテーマである「エコロジー」です。人と自然との関係を考え、4人の招聘作家の作品を通じて「エコロジー」にまつわる深いメッセージをお届けします。例年通り、日仏の作家たちや芸術・文学の専門家同士による対話の機会が確保されており、交流を深める場となっています。
ハイライトイベントの紹介
1. 読書の秋の開講イベント
- - 日時: 2023年11月3日(金)18:30-20:00
- - 会場: 東京日仏学院、エスパス・イマージュ
- - 登壇者: 小倉孝誠氏、アラン・コルバン氏(オンライン)、堀江敏幸氏(予定)
- - 言語: 日本語とフランス語の同時通訳あり
- - 聴講: 入場無料(108席)
2. 青少年文学をめぐるヨーロッパ文芸フェスティバルのコラボイベント
- - 日時: 2023年11月26日(日)11:00-18:30
- - 会場: 東京日仏学院、エスパス・イマージュとメディアテーク
- - プログラム: 子供向けのバイリンガル朗読会および講演会・対談
- - 登壇者: エレーヌ・ドゥルヴェール氏など
- - 言語: 日本語通訳付き
- - 聴講: 入場無料
3. イラスト分野向けイベント
- - 日時: 2023年11月29日(水)14:00-15:30
- - 会場: 板橋区立美術館
- - 登壇者: エレーヌ・ドゥルヴェール氏、松岡希代子氏(館長)
- - 言語: 日本語とフランス語の逐次通訳あり
招聘作家の紹介
今年も豪華な招聘作家が参加します。アラン・コルバン氏は、自然や環境についての著作で知られており、エレーヌ・ドゥルヴェール氏は子供向けのノンフィクションで高い評価を受けています。彼らの作品は、フランス文学をより深く探求するための貴重な資料となるでしょう。また、クレール・オッペール氏は音楽とケアの関連を研究し、それをテーマにした著作が注目されています。
まとめ
「読書の秋」はただの文学イベントではなく、フランスと日本の文化の橋渡しとなる大切な場です。参加者は、文学の力を再確認し、心をつなぐ交流の場を楽しむことができるでしょう。この機会を是非お見逃しなく!