クラウド在庫管理サービス「nanco」の新機能
クラウド在庫管理サービス「nanco(ナンコ)」が、独自のバーコードおよびQRコードの発行と印刷機能を新たにリリースしました。この新機能は、在庫管理を大幅に効率化し、ユーザーの業務をサポートします。
アップデート内容
これまでnancoはスマートフォンを用いたバーコード読み取りに対応していましたが、今回のアップデートにより、商品のアイテム情報から直接バーコードやQRコードを生成し、それをラベルとして印刷・運用できるようになりました。この変更は、在庫管理のプロセスをシンプルかつ効果的にするために設計されています。
発行から貼付、スキャン、在庫更新までの流れを一本化し、ユーザーは高額なハンディターミナルを別途導入することなく、nancoだけで在庫管理を始めることが可能となります。
開発の背景
在庫管理を始めたいという現場から、バーコードが付いていないことがハードルとなっているという声が多く寄せられていました。たとえば、社内備品や資材にバーコードが付いていなかったり、管理番号がバラバラで、在庫の識別や棚卸しが難しいといった悩みを抱えているケースです。nancoはこうした問題に応え、既存の番号やルールを活用できる機能を提供します。
新機能の主なポイント
1.
バーコード/QRコードの生成
アイテムの情報を「バーコード」と設定するだけで、商品コード、社内管理番号、資産番号、SKUなど、任意のテキスト情報からバーコードやQRコードを自動生成できます。これにより、JANコードなどの規格に縛られることなく、各現場の管理ルールをそのまま活用できます。
2.
直感的な操作フロー
印刷したラベルを棚や箱、備品に貼り付け、nancoアプリでスキャンするだけで在庫数の更新が実施できます。また、操作履歴には誰が、いつ、何を、どれだけ変更したかが自動で記録されるため、記録漏れや確認ミスを防げます。
利用シーンの幅広さ
独自のバーコード機能は、多様な業務シーンでの利用が期待されます。たとえば、社内の備品や資材管理、工務店での現場資材の追跡、機器メーカーでの本体と部品の管理など、あらゆる「バーコードがない現場」で活躍します。さらには既製のJANコードがない商品や一点ものにも独自の管理番号を割り当ててバーコード化することができます。
将来展望
nancoが目指すのは、在庫管理を「続けられる仕組み」にすることです。完璧な運用を最初から求めるのではなく、小さく始めることが大切です。具体的には、バーコードを貼り、スキャンし、在庫を更新するという小さな行動の積み重ねが、正確なデータを自然に蓄積する助けになります。AI技術が進化する中、正しいデータを日々蓄積できる環境を整えることは、AIを活かす上での重要なポイントです。
この新機能は、全プランで利用可能で、追加料金は発生しません。nancoは、シンプルで現場に受け入れられる設計を通じて、在庫管理が「気づけばできている状態」へ向かう手助けを継続して行います。
お問い合わせ
nancoに関するご質問やリリース内容については、以下のメールアドレスまでお問い合わせください。
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会社概要
- - 会社名:株式会社N sketch
- - 所在地:〒110-0005 東京都台東区上野1-3-7 ナガホリ第一ビル
- - 代表者:姉崎祐樹
- - 設立日:2012年5月10日
- - Webサイト:N sketch