最新のAIを駆使したSalesforce用アプリ「アンサーロボ」発表
株式会社匠Business Placeと株式会社Studio Ousiaの二社が、最新の質問応答AIモデル「Sōseki」を搭載したSaaS型QAシステム「アンサーロボ」を発表しました。このアプリはSalesforceの登録ケースやChatterを効率的に検索する機能を搭載しています。
アンサーロボとは
「アンサーロボ」は、Salesforceに蓄積された情報を容易に検索できるアプリケーションです。これにより、ケース登録時に関連性の高い回答候補を表示したり、Chatterでの質問に対してもボットが適切な回答を提供します。これによって、必要な情報をすぐに引き出せる点が大きな魅力です。
例えば、登録された回答数が100件のライトプランは月額45,000円から利用可能で、手頃な価格で導入できます。Salesforceに膨大な情報を持ちながらも、その検索性の不足から「見つけるのに時間がかかった」という経験は少なくありません。しかし、アンサーロボを使えば、テキストの意味を理解し、それに基づいた適切な情報を迅速に抽出することが可能です。
検索性の向上
アンサーロボの特徴として、キーワードが不一致でも情報を検索できる点が挙げられます。これにより、同じ単語が含まれている文書の中から、関連性の高い情報を優先的に抽出することができます。この高精度な検索は、特別な辞書登録や学習データがなくても実現されており、生産性の向上を期待できるでしょう。Salesforceに蓄積された過去のデータを参照しやすくなることで、企業の業務効率も大幅に改善される予感がします。
共同開発の背景
匠Business Placeは、ビジネスデザインからITサービスまでをワンストップで提供するコンサルティング企業です。多くの企業がSalesforceに情報を蓄積しても、その情報を論理的に活用できない現状を目の当たりにしてきました。そこでStudio OusiaのAI技術を活用し、この新しいソリューションの開発に着手しました。
Studio Ousiaは自然言語処理を専門とするAIスタートアップで、数々の国際ベンチマークで最高精度を達成した実績があります。彼らの技術がSalesforceのような大規模データベースに統合されることで、より多くの人々がAI技術の可能性を体験できることを期待しています。
使いやすさ
「アンサーロボ」は、Salesforceのアプリストア「AppExchange」から簡単にインストールできます。初期設定が完了すれば、すでに所有するFAQを登録するだけで運用が可能となります。これにより、導入後すぐにその効果を実感することができるでしょう。利用可能なSalesforceエディションはEnterprise以上です。
会社概要
株式会社匠Business Place
- - 本社所在地: 東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー27階
- - 代表: 萩本 順三(会長)、田中 豊久(社長)
- - 公式サイト: 匠Business Place
株式会社Studio Ousia
- - 本社所在地: 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 大手町ビル4階 FINOLAB内
- - 代表: 渡邉安弘、山田育矢
- - 公式サイト: Studio Ousia
このアプリケーションの導入によって、企業が持つ情報を最大限に活用し、業務の効率化を図ることが期待されます。ぜひ、Salesforce AppExchangeを活用して「アンサーロボ」を試してみてください。