「Make The World Your Stage .」をブランドフィロソフィーに掲げる、海外留学エージェント『スマ留』を運営する株式会社リアブロードは、2023年11月1日~2024年10月31日の中学生・高校生の留学希望者を対象に海外留学に関する意識調査を実施しました。
調査の結果、夏休みに次いで春休みに留学をする人が多いという結果となりました。また、夏休みの留学は3~6月に留学の準備をはじめ、春休みの留学は9月から徐々に増え1月に最も多くの方が留学準備を始めるということが分かりました。
中学生・高校生の留学希望時期
年間を通じて、学生の長期休み期間に留学を希望する人が多いという結果となりました。特に、夏休みの7月・8月に最も多くの学生が留学を希望しており、次いで春休みの3月に希望者が多い傾向にあります。
スマ留利用者からは、長期休みに留学を希望する理由として「休学や学校を休むことなく留学できるため」「現実的に最も行きやすい時期であるため」といった意見が寄せられています。
留学準備の問い合わせ時期
夏休み(7~8月)留学希望者の問い合わせ時期
スマ留調査では、夏休みに留学を希望する方は3月から増え始め、学生の新学期である4月に留学相談のピークを迎えるという結果となりました。
春休み(3~4月)留学希望者の問い合わせ時期
春の留学希望者は夏休みが終わった9月から徐々に増え始め、11月から1月にかけてピークを迎えるという結果となりました。
スマ留利用者の中には春休みだけでなく、年末年始の留学を検討する方も見受けられており、9月から徐々に留学希望者が増える傾向にあります。
中学生・高校生の留学希望先ランキング
1位は「オーストラリア」、2位は「カナダ」、そして3位は「決まっていない」という結果となりました。
実際にお客様の声を聞くと、行きたい国がないのではなく、複数の候補があり、費用や現地の日本人比率、環境、その他の条件についてカウンセリングで相談した上で決めたいという方が多いことがわかりました。
1位:オーストラリア
オーストラリアは、日本との時差がわずか1時間(サマータイム時は2時間)となっており、保護者と連絡が取りやすいという特徴があります。さらに、温暖な気候で治安が良い点も人気の理由の一つです。
また、オーストラリアには世界中から留学生が集まっており、多様な文化や民族が共存する多文化社会が広がっています。
2位:カナダ
カナダは、世界で2番目に広い国で、美しい自然が豊富に広がっています。また、先進国の中でも特に治安が良いことで知られており、中高生の留学先としても安心して選ばれています。
特に日本人留学生に評判が良いのは、カナダの英語が聞き取りやすいという点です。カナダ英語は訛りが少なく、とてもクリアな英語に触れることができます。
留学希望者増加の背景
今回の調査では、直近で中高生の留学希望者が増加していることが明らかになりました。スマ留では、中高生からの留学相談が前年比で1.6倍となっています。
問い合わせが増加している背景の一つとして考えられるのが、グローバル化の進展です。海外進出する企業の増加や、インバウンド拡大による訪日外国人の増加、小学校での英語授業の必須化などにより、保護者や学生が早い段階で海外での経験を積むことを重視するようになってきています。
また、親御様の教育への投資意欲も、留学希望者の増加を後押ししている要因の一つです。スマ留のお客様の中には、若いうちから海外の文化や環境に触れさせたいと考える保護者や、自身が留学経験を持つ親御様からの問い合わせが増えています。
今後の展望
今回の調査を通じて、今後さらなるグローバル化の進展により、中高生の留学需要はさらに高まると予想されます。また、留学生の若年化が進み、中高生が留学することが今後一般的になると考えられます。保護者の教育投資への意識が高まり、より早い段階での海外経験が重視される流れは続くでしょう。
背景として、グローバル化の進展に伴う語学力向上の重要性や、SNSやインターネットの発展により、以前よりも手軽に留学情報を入手できる環境が整っていることが挙げられます。
これらの要因を踏まえると、保護者が安心して子どもを送り出せる、リスクの少ない短期留学や、現地で生きた英語や異文化を体験できるホームステイなどの『体験型』留学が今後さらに増加すると予想されます。短期間であっても実践的な語学力を身につけ、異文化理解を深めることができるため、特に中高生やその保護者からの関心が高まるでしょう。