地域共創を提供する新たな奨学金制度が登場！CoIUの挑戦を支援

地域共創を目指す新しい教育機関、Co-Innovation University

2026年4月に岐阜県飛騨市に開校予定のCo-Innovation University（以下、CoIU）は、地域の共創をテーマにした新しい形の大学です。学長候補の宮田裕章氏のもと、理論、対話、実践を融合させながら、多様な人々と協力して価値を生み出す教育理念を掲げています。この度、CoIUは2026年の入学生を対象として、新たな奨学金制度を発表しました。

単なる知識伝達ではない「共創」の学び

CoIUの教育は、単に知識を受け取るだけのものではありません。地域や社会の現場に身を置きながら、自ら問いを立て、多様な人々との対話を通じて、実践的な価値を創出していくことが求められています。正解のない課題に挑むなかで、失敗を重ねながら成長していくプロセスこそが、CoIUの目指す学びの核心です。ただ、挑戦の機会は家庭環境や経済状況に影響されることも多い現実があります。CoIUは、志を持つすべての学生に公平に機会を提供したいと考えています。入学試験においても、進学のチャンスを広げるため、受験料を免除しており、全ての学生に挑戦の場を提供しています。

奨学金制度の概要と特長

新たに設けられた奨学金制度は、学力や成果だけでなく、学びへの姿勢を評価する選抜方法によって、一般選抜試験に合格した全員が対象となります。この制度では、4年間の授業料全額免除及び入学料の免除が行われ、最大で452万円の支援がなされる可能性があります。成績優秀者だけでなく「学びたい」と考える学生全体に機会を与えることが重要とされています。

住宅支援と越境支援による地域での学びと生活の支援

CoIUの特徴は、学びを教室に閉じ込めず、地域に深く入り込む教育です。そのため、地域での生活を支えるための支援も用意されています。具体的には、飛騨市や高山市での居住を支援する住宅支援奨学金や、特定住宅に居住する学生に対する特定住宅支援奨学金が提供されます。これにより、「通う」のではなく「暮らす」ことで、より深い地域理解を促進することが目的です。さらに、サテライトキャンパスへの移籍に伴う越境支援として、交通費の助成も行われるため、全国各地で学ぶ環境が整っています。

起業家・経営者との協働によるCo-Innovation Fund

CoIUは、学生の挑戦をサポートするための「Co-Innovation Fund」も設立しており、起業家や経営者が出資しています。このファンドは、学生の新規事業開発を支援することを目的にしており、アイデア段階から事業化に至るまで、幅広い支援を可能としています。

経済的な障壁を超え、共創の場を提供

CoIUが提供する一連のサポートは、学生一人ひとりの挑戦を個人に委ねるのではなく、地域や社会と連携しながら育むことで、経済的条件に左右されずに学びに取り組む環境を構築することを目指しています。受験料の免除から始まり、奨学金やファンドを通じて、ますます多くの学生が共創に挑戦できる前向きな環境が整えられています。

未来の地域の担い手を育成

CoIUの教育は、地域、企業、自治体など多様なステークホルダーと共に挑戦していくことを前提とし、経済的な課題によって学生の挑戦が制約されないような支援を行います。CoIUは、個々の挑戦を支える新しい大学のかたちを形成し、未来に向けた地域の担い手を育成することを目指しています。

Co-Innovation Universityは、地域と共に成長する教育機関としてのモデルを確立し、多くの学生に「問いを立てる力」と「共創力」を育む新しい学びの場となるでしょう。