食料安全保障シンポ
2024-07-05 00:17:15

岡山大学が食料安全保障シンポジウムを開催!Z世代への啓蒙と持続可能な食システム構築を議論

岡山大学、食料安全保障シンポジウム開催!Z世代への啓蒙と持続可能な食システム構築を議論



2024年7月3日、岡山大学は中国四国農政局と共同で「食料安全保障シンポジウム」を開催しました。本学学生、一般の方、自治体関係者、研究者など、約250人が参加しました。

このシンポジウムは、今年5月に成立した「食料・農業・農村基本法」の改正法により、基本法に「食料安全保障の確保」が明記されたことを受け、Z世代をはじめとする多くの方々に食料安全保障の重要性について理解を深めてもらうことを目的に開催されました。

シンポジウムでは、農林水産省による基調講演、農業者の事例発表、岡山大学による研究紹介、そして、農業者、小売事業者、消費者団体、農林水産省職員によるパネルディスカッションが行われました。

基調講演では、近年における世界の食料需給の変動、地球温暖化の進行、日本における人口の減少等の問題により、食料安全保障の確保、環境と調和のとれた食料システムの確立がいかに重要であるかの説明が法律、施策面からなされました。

パネルディスカッションでは、「食料安全保障の確保」をテーマに、学生から事前に寄せられた質問に対して、モデレーターの大仲准教授の進行のもと、5人のパネリストが活発な意見交換を行いました。

今回のシンポジウムが、参加者に食料安全保障の重要性を改めて認識していただく機会となり、それが一人一人の行動変容につながり、将来にわたる「食の安全」を支える大きな力となることを願っています。

シンポジウムの詳細



プログラム



開会あいさつ: 岡山大学長 那須保友、中国四国農政局長 仙台光仁
基調講演:「日本の食料安全保障について」農林水産省 大臣官房 参事官 小坂伸行
事例報告①:「バイオ液肥とスマート農業でつなぐ中山間地域の持続可能な米作り」農事組合法人寄江原 代表理事 矢萩正孝
事例報告②:「農業の持続的な発展を目指して」有限会社國定農産 取締役会長 國定豪
岡山大学からの研究紹介:「食料・農業・農村基本法下における農業経営・政策研究」岡山大学 学術研究院環境生命自然科学学域 准教授 大仲克俊
パネルディスカッション
テーマ:「食料安全保障の確保」
モデレーター:岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 准教授 大仲克俊
パネリスト
農事組合法人寄江原 代表理事 矢萩正孝
有限会社國定農産 取締役会長 國定豪
イオンアグリ創造株式会社 生産本部 西日本直営事業部部長 新井正枝
生活協同組合おかやまコープ 理事 市川洋子
中国四国農政局長 仙台光仁
* 司会:岡山大学 農学部 副学部長 門田充司

ポスター



https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/event/20240703flyer.pdf

食料安全保障の重要性と持続可能な食システムへの関心の高まり



近年、食料安全保障は、世界的な課題として注目されています。気候変動による食料生産への影響、人口増加による食料需要の拡大、食料価格の変動など、食を取り巻く状況は複雑化しています。

日本の食料自給率は低く、食料安全保障は重要な課題となっています。今回のシンポジウムでは、こうした課題解決に向けた取り組みが議論され、参加者は食料安全保障の重要性について改めて認識を深めました。

未来の食を担うZ世代への啓蒙



シンポジウムでは、Z世代への啓蒙活動も重要なテーマとして取り上げられました。Z世代は、食に関する意識が高く、環境問題や社会問題にも関心を持っています。

今回のシンポジウムを通して、Z世代が食料安全保障について学び、持続可能な食システムの構築に向けて積極的に行動を起こすことが期待されます。

岡山大学が推進する産学官連携



岡山大学は、地域社会の持続可能な発展に向けて、産学官連携を積極的に推進しています。今回のシンポジウムも、その一環として開催されました。

今後も、岡山大学は、地域社会と連携し、食料安全保障に関する研究や教育活動、啓蒙活動を積極的に行っていく予定です。


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