小西酒造の小西新太郎社長がベルギー王国勲章を受章！

小西酒造の新たな誇り：小西新太郎社長の受章

2018年6月1日、小西酒造の代表取締役社長である小西新太郎氏が、ベルギー王国フィリップ国王から「王冠勲章コマンドール章」を受章した。この栄誉は、ベルギー国王が国家的な功績を持つ者に授与するもので、外国人の民間人に対して与えられる最上級の勲章だ。今回は、小西酒造の歴史と小西社長の業績に焦点を当て、その受章の背景について詳しく見ていこう。

小西酒造の歴史と成長

小西酒造株式会社は、1550年に創業し、約468年にわたって清酒の製造・販売を行ってきた老舗企業である。この長い歴史の中で、小西酒造はただの日本酒の製造業者としてだけでなく、様々な事業を展開し、成長を続けてきた。

特に、本年は『ベルギービールの輸入30周年』という節目を迎え、ベルギービールの取り扱いを強化したことで、その取引先としての重要性も増している。小西新太郎社長は、この事業を通じてベルギービールの魅力を日本市場に広め、国内におけるベルギービールファンの醸成に寄与してきた。

受賞の背景と意義

小西社長の受章の大きな背景には、ベルギービールの普及に尽力してきた功績がある。彼は、30年前に伊丹市とベルギーのハッセルト市が姉妹都市となったことをきっかけに、ベルギービールの輸入を開始した。当時は日本国内におけるベルギービールの認知度はほとんどゼロに等しかった。

しかし、小西社長は地道にその素晴らしさを啓発し続け、少しずつファンを増やしていった。その成果は、1996年にベルギー王国「王冠勲章オフィシェ章」を受章した際にも表れており、当時の大使から受け取った勲章は、さらなる努力への励ましだったという。

ベルギービールウイークエンドと社会貢献

また、小西酒造は「ベルギービールウイークエンド（BBW）」イベントを立ち上げ、現在では東京や横浜での開催を通じて多くの人々にベルギービールを紹介する場を提供している。特に、昨年のBBW横浜では、100万人もの来場者を迎えるまでに成長した。

それだけでなく、2012年には現フィリップ国王がBBW大阪に臨席し、名誉ある機会を頂いたことも思い出される。このように、BBWはベルギービールの普及だけでなく、ベルギーの歴史や文化の紹介にも寄与している。

未来への展望

小西新太郎社長は、今後もベルギービールの普及に尽力し、世界のビール文化においてさらなる挑戦を続けていくことを約束している。彼の取り組みは、単なるビジネスの枠を超え、文化交流や国際理解に貢献している。

この受章は、個人としての栄光であるだけでなく、小西酒造にとっても大きな名誉であり、さらなる成長のマイルストーンとなることだろう。今後の小西酒造に益々の期待が寄せられる。