第41回「写真の町」東川賞受賞作品発表
北海道東川町が「第41回『写真の町』東川賞」の受賞作家を発表しました。この賞は、写真文化の発展を促し、町民の文化意識を高めることを目的に制定されたもので、1985年から続いています。この年度は特に興味深い作品が選ばれました。受賞者の紹介と、関連する国際写真フェスティバルの詳細についてお伝えします。
受賞作家のラインナップ
1.
海外作家賞: アルトゥーラス・ヴァリャウガ氏(リトアニア)
受賞理由は、写真集「About the Land of Longing」の一連の作品にあります。彼はリトアニアの歴史をテーマに、時間や社会的アイデンティティについて深い考察を行ってきました。彼の作品は、過去を振り返るのではなく、現在の環境を観察することに重点を置いています。
2.
国内作家賞: 今道子氏(神奈川県)
今道子氏は、自然や食材を題材にした特異なオブジェを撮影し、独特の美を創造しています。彼女は数々の受賞歴を持つ実力派で、新たな展覧会も控えています。
3.
新人作家賞: 鈴木のぞみ氏(埼玉県)
鈴木氏は、写真表現の新しい可能性を探求しており、展覧会「Words of Light」や「The Mirror, the Window, and the Telescope」で注目を集めています。
4.
特別作家賞: 守屋友樹氏(北海道出身)
守屋氏は「潮騒の部屋」シリーズで受賞。彼の作品は、写真を通して不在や喪失をテーマにした深いアプローチが特徴です。
5.
飛彈野数右衛門賞: 阿波根昌鴻氏(沖縄県)
阿波根氏は、生涯を通じて沖縄の文化と人々の歴史を記録してきました。彼の作品は、地域のの歴史や人々の生活を反映したものとなっています。
国際写真フェスティバルの開催
「第41回東川町国際写真フェスティバル」は、2013年から始まり、毎年多彩なイベントが行われています。今年のフェスティバルは8月の2日と3日に開催され、受賞作家の展示やトークイベントなどが予定されています。このフェスティバルは、参加者にとって写真について学び、楽しむ機会となります。
終わりに
第41回「写真の町」東川賞は、作品発表から3年間を対象とし、作品の再評価にも力を入れています。また、海外の写真家を定期的に顕彰することで、国際交流も推進しています。これにより、日本の写真家が国際的な舞台で認知される機会を増やす役割も果たしています。興味のある方は、この機会にぜひ東川町を訪れ、多様な写真作品を楽しんでください!
問合せ先:
北海道上川郡東川町東町1丁目19-8
Tel: 0166-82-2111
Mail:
[email protected]
公式HP:
東川町国際写真フェスティバル