鹿児島県庁最上階に誕生した「窓 SOUU」で未来を共創

2022年4月1日、鹿児島県庁の18階に開設されたコワーキングスペース「窓 SOUU」は、地域と世界をつなぐイノベーションハブとしてその幕を開けました。美しい桜島と錦江湾を望むこの場所は、次世代に向けた新たな発想と出会いを生み出すための土壌となります。

鹿児島の歴史と地域性を映し出す空間

約150年前に明治維新の立役者たちを輩出した鹿児島。その薩摩の精神は今も県民の心に息づいています。「窓 SOUU」は、そんな地域特有の文化や価値観を継承しながら、全ての人々が輝く新しい未来を育む場所を目指しています。年齢や性別、役職を超えた多様な交流が、ここで生まれることが期待されています。

機能性と展望を兼ね備えた設計

「窓 SOUU」の名称は、四字熟語「鑿窓啓牖」に由来しています。この言葉は、外の光や空気を取り入れるために壁に穴を開けることを意味し、今までの枠を越えた新しい視点を象徴しています。コワーキングスペースとしての基本機能を果たしながら、さらなるイノベーションを促進する場所として、人々が集い、創造する場となるのです。

多彩な設備が充実した空間

県庁最上階には、オンラインミーティング用のブースや会議室、打ち合わせ用のテーブルが完備されています。全56席を有し、使用環境も整っています。また、利用者のニーズに応えるため、個人会員から法人会員まで様々なプランが用意されているのも特長です。

「かごゆいテラス」としての全体的なリニューアル

「窓 SOUU」は、県庁18階全体のリニューアルに伴い、「かごゆいテラス」として新しい風景を生み出します。フロア中央の吹き抜けを中心に、「結 YUI」ゾーンと「耕 KOUU」ゾーンに分かれ、鹿児島の豊かな食文化を発信する「EAT LOCAL KAGOSHIMA」のポップアップキッチンも併設されています。

地域資源を生かした持続可能な取り組み

「EAT LOCAL KAGOSHIMA」は、鹿児島産の食材の良さを発信し、地域自給率の向上を目指す活動です。鹿児島は農業、畜産、水産業が盛んで、これらを支えるスタートアップも続々と誕生しています。「窓 SOUU」では、この流れを受けて、テクノロジーと地域資源を活用した新たなビジネスモデルの創出を支援します。

未来を見据えた共創の場を提供

「耕 KOUU」ゾーンには、様々な書籍が並ぶ大きな本棚が設けられ、読み手と贈り手が繋がる場として機能します。これは、地域の住民が自分の心や誰かとの関係性を育む場でもあります。

クラウドファンディングによる未来の支援

SELFでは、「窓 SOUU」の活動をさらに充実させる取り組みとして、クラウドファンディングを実施中です。支援者には、特製のオリジナルタンブラーのプレゼントや、鹿児島の学生が無料で利用できる特権などが用意されています。

鹿児島の未来を共に描く仲間として、ぜひあなたも「窓 SOUU」に参加してみてはいかがでしょうか。本当に多くの出会いと創造が待っています。