三陽商会、評価受賞
2025-07-07 14:23:20

三陽商会がCDP 2024年度評価で最高評価を受賞し持続可能な未来へ邁進

株式会社三陽商会は、東京都新宿区に本社を置く総合アパレルメーカーであり、近年その取り組みが評価されることが増えています。特に注目すべきは、CDPが実施した2024年度の「サプライヤーエンゲージメント評価」において、最高評価である「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に選ばれたことです。

CDPは、企業や団体の環境への取り組み状況を分析し、その結果を公開する国際的な環境非営利団体で、評価の基準は非常に厳格です。本評価では、企業のサプライチェーンにおける気候変動問題への取り組みを基に、5つのカテゴリー「目標」、「サプライヤーエンゲージメント」、「Scope3排出量」、「リスク管理プロセス」、「ガバナンスと事業戦略」において評価が行われます。最も高いA評価を得た企業が「リーダー」として認定されます。

三陽商会は、2024年度のCDP質問書において、気候変動分野で「B」スコアを取得しており、着実にサステナビリティに向けた進捗を示しています。この結果は、同社の環境政策が評価され、持続可能なファッションのリーディングカンパニーとしての地位を確立する一助となりました。

同社は、温室効果ガスの削減を目指した具体的な目標を掲げています。特に2030年度までにScope1・2のGHG排出量を2019年度比で52%削減すること、Scope3の一部であるカテゴリ1・3・4・12を30%削減することを目指し、さらには2050年度にはScopes 1・2のGHG排出量をネットゼロにする計画を立てています。

自社工場での取り組みも進行中で、青森と福島にあるファクトリーでは、GHG排出量の管理を定期的に行い、工場の責任者と協同で削減計画の立案やモニタリングを行っています。これらの情報は社内で共有され、全体の取り組みにフィードバックされることで、持続可能性を高めるサイクルが確立されています。

さらに、三陽商会はサプライチェーン全体への取り組みを強化するため、自社の行動規範に基づいてサプライヤーの評価を行い、環境への配慮やGHG削減への協力を含む基準を設けています。具体的な改善成績に基づいて、サプライヤーの評価や対応がなされ、持続可能性の向上に貢献しています。

同社はまた、環境省や業界団体との連携をはかりながら、温室効果ガス排出量算定のガイドラインの策定にも参加しています。特に日本ファッション・アパレル産業協会(JAFIC)とも連携し、ファッション業界全体での気候変動対策に寄与しています。さらに、アパレル物流の新たな資源循環プラットフォーム「CicroMate」にも参加し、廃プラスチックを効率的に回収し再生する取り組みを進めています。

三陽商会は、これらの活動を通じてサプライチェーン全体での気候変動対策を推進し、より持続可能な社会の実現に貢献していく所存です。会社全体をあげてサステナブルな未来に向けた事業を展開し続ける三陽商会の今後の活躍が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社三陽商会
住所
東京都新宿区四谷本塩町6-14
電話番号
03-3357-4111

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