社会課題解決に向けた新しい取り組み「エイドル」
近年、社会問題に積極的に取り組むNPO(非営利組織)が増加していますが、その一方で資金調達に対する苦難も絶えません。そんな中で登場したのが、アプリ「エイドル」です。このアプリでは、なんと50円から手軽にNPOを支援できる仕組みを提供しています。
「エイドル」の目的とは?
「エイドル」は、社会貢献に真摯に取り組んでいるNPOの活動を支援するプラットフォームです。現在の状況では、多くのNPOが資金を得るために頭を下げているという現実を変えたいという強い思いを持っています。お金が人の思いを紡ぎ、様々な社会課題に挑む人々を勇気付けていくことを目指しています。環境や社会が温かくなるようなポジティブな資金の流れを作ることで、次世代の寄付文化を醸成し、より多くの人々の幸福に繋がる取り組みです。
このアプリが成し遂げたい目標として、以下の3点があります。まず一つ目は、NPOの資金調達の苦労を緩和することです。NPOの方々が社会貢献活動に集中できるよう、資金調達の一手段として「エイドル」を活用してもらいます。二つ目は、Z世代の社会課題意識を育てること。若い世代の意識を高め、NPO支援が一般的な行為になるように促進します。そして三つ目は、著名人との連携を通じて社会的影響力を最大限に活かすことです。著名人がファンにNPO支援を促し、その見返りとして特典を提供することで、より強固な関係を築くことを目指します。
掲載されるNPO団体及びその活動内容
「エイドル」には、様々な社会課題に取り組む11のNPO団体が掲載されています。それぞれの団体のミッションもとても多様です。
- - 認定NPO法人D×P は、若者の孤立を防ぐための相談チャットを提供し、特にコロナ禍での支援を行っています。
- - NPO法人アシャンテママは、アフリカの貧困地域で懸命に生活する子供たちに教育や食支援を行っている団体です。
- - 一般社団法人Foraは、大学生が中高校生に向けて学びの伴走を行い、教育の質向上を目指しています。
- - 一般社団法人Knockuは、パラスポーツを通じて、人々が互いに支え合う力を育む活動をしています。
これらの団体は、エイドルに参加することでさらなる支援者を募り、活動を拡大していくことが期待されています。
エイドルの今後の展開
今後、エイドルでは新たにトップサポーターと呼ばれる著名人たちが支援に参画する予定であり、これによりさらに多くのファンがNPO支援を行うきっかけとなるでしょう。その詳細は2023年6月20日に発表されるとのことですので、興味がある方は公式Twitterをフォローして情報を待ちましょう。また、エイドルは新たなNPO団体の掲載希望も受け付けており、社会課題解決のためのプラットフォームとして、より多くの団体と手を組んでいくことを目指しています。
最後に
「エイドル」は、これからの寄付文化を変革する可能性を秘めています。さまざまな方々の支援が、この新しいプラットフォームに集まることで、より多くの社会課題が解決へと近づくことが期待されています。興味のある方は、ぜひアプリをダウンロードして、自身の意志をしっかりと社会へ伝えてみてはいかがでしょうか。