Azurion 7シリーズ進化
2024-07-01 16:28:22

フィリップス、血管撮影装置の最上位モデル「Azurion 7シリーズ」を進化 脳卒中治療を支援する新機能搭載

血管撮影装置の進化形「Azurion 7シリーズ」: 脳卒中治療を革新する新機能



株式会社フィリップス・ジャパンは、血管撮影装置の最上位モデル「Azurion 7シリーズ」に、新たなバイプレーンモデル「Azurion 7 B20/15 LN」と、脳卒中治療に特化したアプリケーション「SmartCT 3.0」を追加し、7月1日より販売を開始しました。

「Azurionシリーズ」は、2017年の日本発売以来、カテーテル治療や脳卒中の血管内治療などで400台以上導入され、その操作性の良さから高い評価を得ています。

近年、脳卒中による社会的な負担は増加しており、迅速な診断と治療が求められています。フィリップスは、この課題解決を目指し、医療従事者の負担軽減と高画質診断を両立する「Azurion 7シリーズ」の進化版を開発しました。

「Azurion 7 B20/15 LN」: 手技時間を短縮し、負担軽減を実現



「Azurion 7 B20/15 LN」は、アームの柔軟性を高めたバイプレーンモデルです。正面アームのポジション範囲を拡張し、側面アームの操作性を向上させることで、より短時間で手技を実現し、医療従事者の負担を軽減します。

アームの柔軟性と操作性の向上



  • - 正面アームのポジション範囲を拡張し、斜め位置からの挿入でも正像表示を実現。術者の立ち位置の選択肢が増え、穿刺位置へのアクセスが容易になります。
  • - 側面アームの移動と回転速度が向上し、希望の位置への移動がスムーズになります。
  • - 側面アームをモニター側に振ることで、頭側をフリーにした状態にセットアップできます。

「SmartCT 3.0」: 診断CTレベルの高画質で、迅速な診断・治療をサポート



「SmartCT 3.0」は、脳血管疾患治療に特化したアプリケーションです。直感的な操作性で、3Dのセッティング、取得、解析を効率的に行うことができます。

高画質と効率性を両立する新機能



  • - SmartCT Soft Tissue Helical: 2軸での回転撮影によりアーチファクトを低減し、従来の撮影よりも高画質を実現。アイソセンタリングツールと体動補正技術により、再撮影の低減にも貢献します。
  • - SmartCT Dual Phase Cerebral: 1回の撮影で2つの画像を取得し、迅速な診断・治療を可能にします。「Bolus Watch」により、造影剤注入確認と3D撮影を同時に行うことができます。
  • - SmartCT Dual Viewer: 2つの3D画像を同時に表示・解析することで、梗塞部位の特定や血流評価などの診断ワークフローをサポートします。

脳卒中治療の未来を拓く「Azurion 7シリーズ」



「Azurion 7シリーズ」は、医療従事者の負担軽減と迅速で高確度の診断・治療を実現する革新的な血管撮影装置です。フィリップスは、今後も医療現場のニーズに応える製品開発とサービス提供を通じて、脳卒中を含む様々な疾患の治療に貢献していきます。


画像1

画像2

画像3

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。