日韓道路交流会議が開催され、未来の道路政策に向けた協力を確認
日韓道路交流会議が成功裏に開催されました
令和7年7月23日、大韓民国国土交通部との「第21回日韓道路交流会議」が国土交通省で行われました。これにより、両国の道路に関する知見を共有し、今後の協力体制を確認したことが報告されています。
会議の目的と背景
この会議は、1995年に調印された「日韓道路交流会議の開催に関する実施取り決め」に基づいています。目的は、両国間での道路施策の向上と道路整備の促進を図ることです。交渉を通じて、さらなる技術交流を促進し、相互の連携を深めることを目指しています。
主な出席者
会議には日本側から国土交通省道路局の沓掛敏夫局長や、審議官の富山英範氏などが出席。一方、韓国側からは道路施設安全課長の李潤雨氏や、事務官の文彩斌氏が名を連ね、両国の専門家が一堂に会しました。
議題の内容
会議では以下の6つの議題が取り上げられました。
1. 自動運転インフラおよびITS: 自動運転技術の発展に向けたインフラ整備について議論され、両国の現状と未来の方向性についての意見交換が行われました。
2. 脱炭素政策: 環境対策としての脱炭素政策に関する情報が共有され、両国の取り組みについて詳しく議論されました。
3. 道路舗装技術: 新しい舗装材や技術についての情報交換が行われ、今後の展望についてのアイデアが出されました。
4. 交通安全: 交通安全に関する取り組みについての事例共有がされ、効果的な施策を導入するための協力が確認されました。
5. 過積載問題: 過積載の取り締まりについての両国の経験が共有され、具体的な対策についての議論が進められました。
6. スマート建設: 最新の建設技術やスマートシティの導入についての意見が交わされました。
結論と今後の展望
会議を通じて、両国は道路分野における技術交流を continuedする姿勢を示しました。今後の開催予定や具体的な取り組みについても話し合われ、進行中のプロジェクトや新たな研究成果がさらなる協力の基盤となることが期待されています。
お問い合わせ先
会議に関する詳細や質問については、国土交通省道路局企画課の国際室(仲谷または金木)にてお問い合わせください。電話は、03-5253-8111(内線37542)、直通03-5253-8906まで。
本会議は、日本と韓国の道路分野での相互理解を深める重要な機会となりました。今後の展開に期待が寄せられています。