国産材で日本の林業を救う!高校生が挑むSDGs×キャリアデザイン
大阪学院大学高等学校では、2020年から「リアルな課題と向き合い社会と自身の繋がりを感じ、課題解決する力を養う」ことを目標とした探究学習プログラムを実施しています。2024年度は、一般社団法人住宅建築コーディネーター協会が協力企業として参加し、高校生たちは「輸入木材ではなく、国産材を使った住宅を販売したい。どうすれば売れるか?」というテーマに取り組みます。
この探究学習では、企業が抱える課題解決を通して、SDGsの目標達成に繋がることを実感することが重要なポイントです。国産材を用いた住宅販売は、日本の林業の持続可能性を促進し、地球環境保護に貢献する取り組みと言えます。
なぜ国産材なのか?日本の林業の現状と課題
日本は世界2位の森林率を誇る森林大国ですが、木材自給率は40%程度と、住宅建設においては輸入木材に大きく依存しています。国産材は輸入材に比べて価格が高いため、住宅販売においてはなかなか普及が進まないのが現状です。しかし、国産材を使用することで、国内の森林管理や環境維持に貢献することができます。
住宅建築コーディネーターの役割:お客様の家づくりをサポート
住宅建築コーディネーターは、家づくりに関わるあらゆる専門分野を繋ぎ、お客様の理想の家づくりを実現するサポート役です。資金計画から設計、施工、アフターサービスまで、家づくりの全行程をサポートすることで、お客様の家づくりに対する不安を解消し、後悔のない家づくりを実現します。
国産材の認知度向上と選択肢の拡大
国産材は、環境への配慮や地域経済活性化に貢献する優れた素材ですが、その魅力や価値が広く認知されていません。住宅建築コーディネーターは、お客様に国産材という選択肢を提示し、輸入材との比較検討を促すことで、国産材の普及に貢献することができます。
高校生による国産材住宅販売戦略:未来の林業を担う若者たちの挑戦
今回の探究学習では、高校生たちがチームで国産材を使った住宅販売戦略を考案します。彼らは、国産材の魅力を伝えるためのマーケティング戦略や、顧客ニーズに合わせた住宅設計などを検討していくことでしょう。
未来の林業を担う若者たちへの期待
高校生たちが今回の探究学習を通して、国産材の重要性や林業の役割について理解を深め、将来は日本の林業を担う人材へと成長していくことを期待しています。