富山市ガラス美術館 10周年記念企画展「Lives」
2025年7月18日から富山市ガラス美術館では、開館10周年を記念した特別展「Lives」が始まります。本展は、同美術館が所蔵している約600点の作品の中から、21名のアーティストによって制作された約50点の作品を展示し、「生」というテーマに焦点を当てます。
「Life」や「live」といった言葉には、「命」や「生き物」、「生活」、「動き」など、様々な意味が込められています。特に、美術や芸術において「生」は古くから多くのアーティストにとって探求されてきた重要なテーマであり、我々が生きる現代においてもその意義は変わりません。日常の中での穏やかな時間が存在する一方で、私たちは感染症の流行や自然災害、戦争といった深刻な問題に直面し、それに対してどのように「生」を捉え直すかが問われています。
本展では、出品作品に見られる「生」の多様な表現や、力強さや繊細さを併せ持つ造形が特徴的です。これらの作品を通じて、私たちは自己や身の回りの物事を再認識し、流動的な社会の中でどのように生きていくべきか、一緒に考えていく機会を提供します。展示は2025年10月13日までの期間中、2・3階の展示室で行われ、観覧は一般1,200円、大学生1,000円の料金で可能であり、高校生以下は無料です。
開催概要
- - 会期: 2025年7月18日(金)〜10月13日(月・祝)
- - 会場: 富山市ガラス美術館 2・3階展示室1-3
- - 観覧時間: 午前9時30分から午後6時まで
(金・土曜日は午後8時まで、入場は閉館の30分前まで)
- - 閉館日: 第1・3水曜日(9月3日は開場)、9月10日(水)
- - 観覧料: 一般1,200円(20名以上の団体1,000円)、大学生1,000円(800円)、高校生以下無料
※本展観覧券を持っていると常設展も見学できます。
- - 主催: 富山市ガラス美術館
- - 後援: 北日本新聞社、富山新聞社、NHK富山放送局、北日本放送、富山テレビ放送、チューリップテレビ
関連プログラム
本展に合わせて、様々な体験ワークショップが開催される予定です。例えば、バーナーを使用してガラスを形作る「フレームワーク制作体験」や、特性キットを使った「万華鏡制作ワークショップ」など、参加者は直接手を動かして作品を作ることができます。
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日時: 2025年8月2日(土)午前10時、午後2時
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講師: 小曽川瑠那(ガラス作家)
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対象: 小学5年生以上(中学生以下は保護者同伴)
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定員: 各回10名程度(応募多数の場合は抽選)
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参加費: 1,000円(要事前申込)
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日時: 2025年9月13日(土)午前10時
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対象: 小学生以上(小学生は保護者同伴)
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定員: 20名(応募多数の場合は抽選)
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参加費: 2,200円(要事前申込)
また、学芸員によるギャラリートークも企画されています。各回、担当学芸員が展示の魅力や見どころを解説し、来場者との交流を図ります。
- - 日時: 2025年7月19日(土)、8月16日(土)、8月30日(土)、9月27日(土)、10月11日(土) 午後2時より
- - 参加費: 無料(ただし本展の観覧券が必要)
これらの関連プログラムは、変更や中止となる場合がありますので、参加を希望される方は最新の情報を美術館のウェブサイトやSNSでご確認ください。この特別な機会を通じて、ぜひ多くの方が「生」を体感し、豊かな体験を共有できることを期待しています。