クリエイター10年の変化
2026-07-24 12:05:16

10年間の変化に迫る!クリエイター実態調査の最新結果とその影響

10年間の変化に迫る!クリエイター実態調査の最新結果



協同組合日本イラストレーション協会(JILLA)が2014年から継続して実施している「クリエイター実態調査アンケート」は、今ではクリエイティブ業務に従事するフリーランスや自営業者たちの貴重な声を集め、この業界の実態を数字で示す重要なデータ源となっています。2024年にはこの調査も10年を迎え、過去のデータと比較することで、クリエイターを取り巻く環境の推移を明らかにすることができます。特に今回は女性の比率が上昇し、副業が定着していることなど、注目すべきいくつかのトレンドを紹介します。

調査の概要



2024年度クリエイター実態調査は、2014年から2024年までのデータを元に、クリエイターの属性や働き方、売上状況に焦点を当てています。具体的には、イラストレーターやグラフィックデザイナー、Webデザイナーなどが対象となり、1,090名以上のクリエイターからの回答を基にしています。この調査は、クリエイターの職能の変化や市場環境も見える化する狙いがあります。

クリエイターの属性の変化



調査の結果、クリエイターの女性比率が2014年の55.6%から2024年には64.6%にまで上昇したことが確認されています。これは、クリエイター業界における女性の活躍が目立つようになったことを示しています。また、中心世代も40代から30代に移行しており、若年層の独立が一般化しつつある点も特徴的です。

特に、開業年齢は25〜34歳の層が約60%を占め、これからのクリエイターたちが早い段階でフリーランスとしてのキャリアを選択していることが分かります。「勤務経験なし」で独立する人の割合も増えており、未経験者からのキャリア形成が進行中です。

副業の定着と市場環境



次に注目すべき点は、副業の定着です。副業を持たないクリエイターは約70%から約50%に減少しました。これにより、クリエイターたちは副業と本業を上手に組み合わせ、柔軟に収入を得るスタイルにシフトしているようです。しかし一方で、クライアントとのトラブルは改善していたものの、2024年には急激に増加し、インボイス制度に関連した新たな課題も浮上してきています。

SNS営業と海外市場の回復



今のクリエイターたちは、SNSを最大の営業ツールとして利用していることが調査で分かりました。「SNSでの作品発表」が「友人・知人の紹介」を上回ったのは、特に注目すべき変化です。また、コロナ禍で一時的に減少していた海外案件も回復し、2024年には過去最高水準に達しています。

個人商店やクリエイター以外の個人との直接取引が増加していることも、クリエイターにとって新たな機会を意味しています。出版や広告代理店からの依頼だけでなく、小規模な事業者との関係も強固になってきています。

売上構造の変化



最後に、売上構造の変化も無視できません。かつての「年商500〜1,000万円未満」の層は大きく減少し、「100万円未満」や「100〜300万円未満」の売上帯が増加しています。これは市場の状況が厳しくなったことを示しており、クリエイター達は収入の多様化を求める必要があると言えるでしょう。当調査の結果、多くのクリエイターが安定した収入を得るための新たな戦略を模索していることが浮き彫りとなりました。

まとめ



JILLAでは、今後もクリエイターの実態調査を続けることで、常に変化する市場環境を把握し、クリエイターのニーズに合わせた情報発信を行っていく方針です。10年間のデータから見えるクリエイターたちの変化を振り返ると、業界の未来に向けた方向性が見えてきます。クリエイターとして生きる人々の実態を理解することは、今後ますます重要になるでしょう。


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会社情報

会社名
協同組合日本イラストレーション協会
住所
東京都文京区白山1-7-11白山小澤ビル4階
電話番号
03-6240-0943

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