近年、唾液の重要性が見直されています。特に、脳卒中やがん、さらには肌の老化予防にまで、唾液の役割が関与しているとされています。これまでの研究により、唾液は単なる消化液にとどまらず、健康維持においても欠かせない存在であることが分かってきました。
この冬、注目すべきは新刊『脳卒中・がん・肌の老化予防から、誤えん性肺炎まで唾液サラネバ健康法』です。著者は神奈川歯科大学の槻木恵一副学長であり、口腔病理診断や唾液腺健康医学の専門家です。本書では、唾液の「量」と「質」を高めるための18の秘策が紹介されています。
唾液の力で健康を守る
唾液力を高めるメリットは多岐にわたります。例えば、唾液が減少することで感染症にかかりやすくなるため、インフルエンザ対策にもつながります。また、唾液の分泌が促進されれば、消化もスムーズになり、生活習慣病との関連も減少する可能性があります。
本書では、唾液力低下の要因やそれに対する対策を詳述しています。特に注目するべきなのは、日常生活に潜む唾液力低下のサインです。例えば、朝食を抜く習慣や、脂っこい食べ物の摂取が多い方は、要注意です。これらは唾液の分泌に悪影響を与えるため、改善が求められます。
18の秘策を実践しよう
著者の槻木教授は、唾液の質を高めるための具体的な方法を提案しています。中でも、フラクトオリゴ糖の摂取が注目されています。これは腸内環境の改善につながり、結果として唾液腺の健康を促進します。この腸と唾液腺の関連性、いわゆる「腸―唾液腺相関」は、教授の研究によって明らかになっています。
本書では、実生活に即した食生活の提案や、唾液力に必要な栄養素についても言及しています。また、唾液をうまく活用することで、肌の老化防止や誤えん性肺炎の予防にも寄与することが期待されています。
書籍購入方法
この冬の健康生活に役立つ本書は、2018年11月29日から全国の書店やオンラインでも購入可能です。定価は本体1,100円(税別)で、176ページの内容となっています。
書籍購入は以下のリンクから:
まとめ
唾液の持つ力を理解し、日常生活に取り入れることで、健康を守る方法を学ぶことができる本書。健康維持に貢献する唾液力向上法を、ぜひ実践してみてください。