NRIセキュアが金融分野向けの新たなリスクアセスメントサービスを開始

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社は、2024年10月4日に金融庁から発表された「金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン」を基に、リスクアセスメントサービスを提供開始しました。本サービスは主に、金融機関のセキュリティ対策を評価し、効果的な施策を実行できるよう支援することを目的としています。

近年、金融機関や関連業界は、デジタル化の進展により効率性や顧客サービスの向上を目指していますが、同時にサイバー攻撃のリスクも増加しています。これに対応すべく、金融庁は新たなガイドラインを導入し、金融機関に求められるサイバーセキュリティの確保を強化しました。今後、金融庁はこのガイドラインをもとに、金融機関への検査やモニタリングを実施し、国内のサイバーセキュリティレベルの向上を図る意向です。

NRIセキュアの新サービスは、長年のコンサルティング実績とノウハウを活かし、金融機関のセキュリティ対策を多角的に評価します。このサービスは、以下の3つの主要な内容から構成されています。

1. サイバーセキュリティ対策の評価
「金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン」を基に、独自に開発した評価シートを使用して、企業の現状のセキュリティ対策を細かく評価します。この評価によって、どの部分を改善すべきかが明確になり、実際の対策案を提案します。

2. セキュリティ対策のロードマップ策定支援
評価結果をもとに、必要な対策を整理し、その優先度を考慮しながら、実行可能なロードマップを作成する支援を行います。これにより、計画的な対策の実施が可能になります。

3. セキュリティ対策の実行支援
作成したロードマップに沿って、具体的な運用プロセスを考慮した形で、セキュリティ対策の実行を支援します。これにより、企業は実践的なセキュリティ対策を確実に実施できるようになります。

NRIセキュアは、これらの新サービスを通じて、金融機関だけでなく、その他の企業や組織への情報セキュリティ対策を支援し、より安全で安心な情報システム環境の構築に寄与していく方針です。詳細については、NRIセキュアの公式Webサイト（https://www.nri-secure.co.jp/service/consulting/fsa-guideline）で確認できます。

これから、金融機関は自組織の特性に応じたサイバーセキュリティの強化を進めていくことが求められます。NRIセキュアの新たなサービスは、その過程において大きな助けとなることでしょう。