堺市で国産SAF製造装置の見学会
2025年8月8日、堺市のコスモ石油堺製油所にて、小学4~6年生を対象にした国産SAF(持続可能な航空燃料)製造装置の見学会が開催されました。この企画は、コスモ石油株式会社と合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYが堺市と協力して行ったもので、参加したのは堺市内の約30名の児童たちです。
本イベントの目的は、子供たちにエネルギー供应の重要性や循環型社会に向けた理解を深めてもらうことでした。参加児童はSAFについての基本的な知識を学んだ後、廃食用油のリサイクルプロセスを模擬体験しました。具体的には、ペットボトルに廃食用油を集め、回収ボックスに入れるという工程を実施しました。
その後、特別なバスで製油所内の見学が行われ、約50メートルの高さを誇るSAF製造装置や、廃食用油を受け入れるための拠点を間近で見ることができました。見学を終えた児童たちは、SAF製造装置の前で記念撮影を行い、楽しい思い出を作りました。
コスモエネルギーグループとSAFFAIRE SKY ENERGYは、今後も脱炭素化と循環型社会の実現に向けた取り組みを進めていく方針です。この見学会は、地元の子供たちにとって、新しい学びの機会となると同時に、将来の持続可能な社会について考えるきっかけとなりました。
今回の見学会の概要
- - 開催日: 2025年8月8日(金)
- - 参加者: 大阪府堺市在住の小学4~6年生 約30名
- - 主なプログラム:
- SAFに関するレクチャー
- SAF製造プロセスを見学
- 製油所内のバス見学
- 廃食用油の回収体験
SAF製造事業について
SAFFAIRE SKY ENERGYがコスモ石油堺製油所で手掛ける国産SAFの製造は、2021年に国立研究開発法人の助成事業に採択された実績があります。これにより、日本国内で初めて大規模に生産される国産SAFが実現しました。2025年度からはコスモエネルギーグループを通じて航空会社に供給予定です。環境に配慮した製品の国際的な認証も取得しており、持続可能性と環境価値が証明されています。
SAF製造装置の概要
- - 所在地: 大阪府堺市西区築港新町(コスモ石油堺製油所内)
- - 製造能力: 約30,000キロリットル/年
- - 原料: 廃食用油
この見学会が、堺市の子供たちに持続可能な未来を考える材料となったことを願っています。