新電力30社の実態調査:お得な料金表示の真実と疑問点
最近、電力会社を選ぶ際に注目されるのが「節約額」の表示です。株式会社クラシェルジュは、主要な新電力会社30社を対象にその実態を調査しました。調査により見えてきたのは、一見するとお得そうに見える料金表示が実際には誤解を招いていることです。今回は、その重要な調査結果を詳しく見ていきましょう。
調査概要
本調査は2025年12月に実施され、以下の方法で行われました:
- - 対象:新電力会社30社
- - 調査方法:各社公式サイトの料金シミュレーションの条件確認及び実際に請求される料金との比較検証
調査結果の要点
1.
節約額算出条件の非公開
調査の結果、約20%の会社(6社)は、ポイントとなる算出条件を公表しておらず、透明性に欠ける状態にあります。これにより、実際にどれほど節約できるのかはっきりと分からない状況が生まれています。
2.
燃料費調整額の除外
算出条件が明らかだった残りの24社のうち、46%に当たる11社は、本来請求されるはずの燃料費調整額を除外して節約額を表示していました。これにより、実際の請求額と提示された節約額の間に大きな乖離が生じる事態となっています。
3.
乖離率の確認
燃料費調整額を含めて実際の請求額と比較したところ、約73%の会社で公式の節約額との乖離が確認されました。中には602%という驚異的な乖離を示す事例も存在しました。これは、公式サイトでは「年間4,092円お得」と表記されているにもかかわらず、実際には21,720円も高くなるという事態でした。
乖離の背景
このような乖離が生じる主な原因として、燃料費調整額をあえて表示しないことで、節約額を低く見せかけるケースが指摘されています。これは特に旧一般電気事業者と比較した場合に顕著です。加えて、算出される条件が一貫していないなど、消費者にとって分かりにくい要素が多く残されています。
株式会社クラシェルジュの取り組み
クラシェルジュは、透明で正直な情報提供を重視し、以下の三つのポイントを徹底しています:
1.
燃料費調整額を含めた試算
2.
公平な比較条件に基づく算出
3.
すべての算出条件の開示
これにより、ユーザーが正確な情報を元に自身に最適な電力会社を選択できる環境を整えています。
まとめ
本調査によって、新電力会社の料金表示には多くの不透明な点があることが判明しました。「年間〇〇円お得」という数字は一見魅力的でも、その背後に潜む問題を理解し、実際に支払う金額をしっかり確認することが大切です。電力会社を選ぶ際には、ぜひ注意を払ってください。