FOOBOUR佐賀県始動
2024-08-20 18:20:52

移動型無人コミュニティフリッジ『FOOBOUR』佐賀県で誕生!ひとり親家庭を支援する新プロジェクト

移動型無人コミュニティフリッジ「FOOBOUR(フーバー)」が、2023年8月28日に佐賀県の大町町でスタートしました。このプロジェクトは、一般社団法人ピースボート災害支援センター(PBV)と大町町の協力のもと、ひとり親家庭への食の支援を目的に展開されています。「FOOBOUR」とは、「Food(食事)」と「Harbour(港)」を組み合わせた造語で、食料や日用品を無料で提供し、支援が必要な人々にとっての“港”となることを目指しています。

この取り組みでは、主に児童扶養手当を受給しているひとり親家庭を対象に、無人のコミュニティフリッジとして機能するフーバーが設けられています。利用者は、フーバー内に保管された食材や日用品を、時間を気にすることなく自由に受け取りに行けるため、平常時の支援がしやすくなります。8月28日の開始時点では、月に100~200世帯の家庭に向けて食料品を配布する予定です。

また、このプロジェクトは災害時にも機能するように考えられています。日本国内での自然災害が発生した場合には、最大2,000食の温かい食事が被災地に提供されることになります。具体的には、2024年1月に発生した能登半島地震の際、PBVがキッチンカーを派遣し、避難所や福祉施設、孤立した集落などでの食事支援を行いました。

フーバーの設置場所は、佐賀県杵島郡大町町の福祉保健センター近くの駐車場であり、スムーズなアクセスが可能です。このプロジェクトをさらに充実させるため、共にひとり親家庭を支援していただける企業からの食材や日用品の提供も求めています。参加企業は、PBV九州・中国地方支部(佐賀事務所)に連絡することで、具体的な取り組みについて相談できるでしょう。

PBVは、2011年から国内外での災害支援活動や強靭な社会づくりに取り組んでいる非営利団体です。これまでに海外26カ国、国内70地域で支援を行ってきました。佐賀県では、2019年の九州北部豪雨や2021年の水害支援を経て、2023年に佐賀市内に事務所を開設し、フーバーの実施に向けた準備を進めてきました。

「FOOBOUR」は、単なる食料支援の枠を超え、地域のひとり親家庭を支える新たな社会基盤となることが期待されています。今後の展開にも注目が集まるプロジェクトと言えるでしょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人ピースボート災害支援センター
住所
東京都新宿区高田馬場3-13-1-2F-A
電話番号
03-3363-7967

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