日本初のUSDC対応国際ブランドカード「Slash Card」の発行合意
概要
株式会社オリエントコーポレーション(以下「オリコ」)、株式会社アイキタス、そしてSLASH VISION PTE. LTD.(以下「Slash」)の三社が提携し、USDC(USD Coin)を担保にした日本初の後払い決済サービス「Slash Card」の発行に向けた合意を発表しました。これにより、ブロックチェーン技術を基盤にした新たな金融サービスが誕生し、消費者の利便性が向上することが期待されています。
背景
暗号資産が急速に普及する中でも、特に「ステーブルコイン」の注目が高まっています。ステーブルコインは法定通貨と価値が連動しており、価格変動リスクを抑えることから、決済手段としての利用範囲が広がっています。しかし、日本国内ではステーブルコインを用いた決済が法定通貨への換金が煩雑であるため、よりスムーズな決済手段が求められていました。
サービス内容
「Slash Card」では、米国ドルに連動したUSDCを担保として利用します。これにより、お客さまは自身が保有するアンホステッドウォレット(例:MetamaskやPhantom)を使用し、オンライン及び店舗での買い物が可能になります。暗号資産の世界とリアルな生活の接点をシームレスにつなぐ新しい決済体験を提供することを目指しています。
安全性への取り組み
このサービスは、国際的なAML(マネー・ローンダリング防止)の取り組みを強化し、日本の法規制に準じた安全性を確保しています。これにより、ユーザーは安心してサービスを利用でき、暗号資産市場の健全な成長にも寄与できる環境が整えられています。
発行予定
「Slash Card」は2025年の前半(6月末を予定)に発行の準備を進めています。お客さまの期待に応えるため、早期発行に向けて鋭意努力しており、最新情報は随時お知らせされる予定です。
3社の役割
1.
オリエントコーポレーション:国際ブランドとの対応、BINスポンサーとしての役割を担います。
2.
アイキタス:カード発行者として顧客管理及びシステム運営を担当。
3.
Slash:プログラムマネージャー及びブランド提供者として、Slash Cardの開発と運営を行います。
未来の展望
今後、三社は「Slash Card」の発行を通じて、日常の買い物にステーブルコインを利用できる環境を整え、日本の暗号資産市場のさらなる発展に貢献していく考えです。この取り組みがどのように成長し、消費者の生活にどのような変化をもたらすのか、非常に楽しみです。
各社の情報
所在地: 東京都千代田区
創業: 1954年
公式サイト:
オリコ
所在地: 東京都新宿区
創業: 2009年
公式サイト:
アイキタス
所在地: シンガポール
創業: 2023年
公式サイト:
Slash VISION
これらの企業が連携することで、今後の金融サービスがより便利で安全なものになることを期待しています。