銀座の未来を支える「未来チケット」プロジェクト
新型コロナウイルスの影響を受けて、銀座の飲食業界が厳しい状況に直面しています。しかし、この難局を乗り越えるため、銀座の魅力を再発見し、未来をつくる取り組みとして「銀座未来チケット」プロジェクトが6月26日から開始されました。
このプロジェクトは、銀座の歴史や文化、そしてその地で育まれた味わいやおもてなしを守ることを目的としています。緊急事態宣言が解除されて営業を再開した多くの飲食店も、依然として前年比20~30%の売上で、元の賑わいを戻せずにいます。そこで、私たちは食を通じて地域の魅力を再発信し、皆様に安心して楽しんでいただける場所としての銀座を取り戻そうとしています。
プロジェクトの概要
「銀座未来チケット」は、クラウドファンディングを通じて、地域の飲食店を直接支援する形で展開されます。参加店舗は約70店で、支援者はチケットを購入することで、特定の店舗での飲食やオンライン体験に参加できる仕組みです。チケットの価格は3,000円からで、目標金額は2,000万円と設定されています。
雄大な銀座の街を再生するためのこのプロジェクトでは、特設ページ「ONLINE銀ブラ」を通じて参加店舗を紹介し、オンライン体験などのリターンも予定しています。これにより、コロナ禍でも銀座を楽しむ新たな方法が生まれることを期待しています。
プロジェクトの進行スケジュール
プロジェクトは、2020年6月26日から8月23日までの期間にわたって支援を募り、その後のスケジュールも決まっています。
- - 2020年6月26日~8月23日: クラウドファンディング募集期間
- - 2020年8月23日: プロジェクト終了および集計開始
- - 2020年9月7日: チケット利用開始(有効期限は2021年3月6日まで)
- - 2020年9月30日: CAMPFIREからの振込を受け、各店舗へ支援金が分配されます。
発起人の思い
発起人を代表して、銀座寿司幸本店の杉山衛氏は、「お客様がひとりでも多くお食事にいらして頂けることを願い、みんなでこのプロジェクトを立ち上げました」と語ります。また、他の参加店舗も、銀座の味や文化を守っていくために、このチャレンジに協力を呼びかけています。特に、日本料理穂の花の白坂亜紀店主や、築地さとうの若女将佐藤理香氏も銀座の魅力を支える意義を強調しています。
参加店舗の多様性
現在、プロジェクトには約70店舗が参加しており、今後さらに増加が見込まれています。これにより、食文化の多様性も実感できることでしょう。銀座のワイン蔵TOKYOは、特にワインのテイクアウトやデリバリーを行っているなど、各店舗が独自の工夫を凝らして新たなサービスを提供しています。
この「銀座未来チケット」プロジェクトは、街を支援する新しい仕組みとして、多くの人々にとって銀座が再び活気にあふれる場となることを願っています。未来をともに築くために、皆さんの力が必要です。ぜひ、銀座でのひとときを楽しんで、地域経済の復活に貢献してください。