楽天証券、iDeCoオンライン手続きサービス「e-iDeCo」を発表
楽天証券株式会社は、2025年12月中旬から、個人型確定拠出年金であるiDeCoの各種手続きがオンラインで完結する「e-iDeCo」を提供開始することを発表しました。この新サービスにより、住所や氏名の変更、引落口座の変更など、これまで書面で行っていた手続きを全てオンラインで行えるようになります。
現在、国民年金基金連合会からの指定を受けたこの新サービスは、マイナンバーカードを利用した公的個人認証を取り入れ、手続きをスムーズかつ迅速に進めることが可能です。これにより、iDeCo口座を開設した後の一部手続きが、煩雑な書類のやりとりなしに済ませられるため、大きな利便性の向上が期待されています。
オンライン化の進展
楽天証券は、2016年9月にiDeCoのサービスを始め、以降、オンラインでの資産形成を推進してきました。2018年4月には、スマートフォンからも資産の管理や掛金の配分、保有商品の入替、残高確認ができる機能を導入し、利便性を高めるための取り組みを進めています。また、iDeCoは書面提出が必要な手続きが多いとの課題がありましたが、2024年12月には事業主証明書が廃止されるなど、オンライン化がさらに進む見込みです。
「e-iDeCo」の導入は、これまでにない新たな試みであり、ユーザーが手続きを行う際のハードルを大きく下げることに寄与すると考えられます。金融サービスのデジタル化が進む中、ユーザーのニーズに応じた柔軟なサービスを提供することが、楽天証券の目指す方向性となっています。
楽天証券のビジョン
「資産づくりの伴走者」という信念のもと、楽天証券はお客様のFinancial Well-Beingを最大化するための広範な商品とサービスを提供しています。オンラインでの手続きが可能になることで、多くのお客様の資産形成に貢献することができると同時に、より多様なニーズに応える姿勢を強化していく方針です。
「e-iDeCo」は、楽天証券だけでなく、業界全体のオンライン化を進める契機となることが期待されます。これにより、iDeCoの利用がさらに便利になり、投資顧問としての役割がより強化されることでしょう。私たちのより豊かな未来に向けた活動が、今後も多くのお客様に支持されることを願っています。
まとめ
楽天証券の新しい「e-iDeCo」サービスは、2025年の提供開始予定として注目を浴びています。今までの手続きに加えて、便利で迅速なオンライン環境を提供することで、顧客にとっての利便性を大きく向上させることが期待されます。金融業界全体がデジタル化へと進化する中で、楽天証券のこの新サービスは、新たなステージへと足を踏み入れる一歩となることでしょう。