認定NPO法人フローレンスは、この冬、全国約1万世帯の子育て家庭に特別配送を実施すると発表しました。対象は、経済的に厳しい状況にある家庭だけでなく、能登半島地震で被災した子どもたちや、フローレンスの訪問型病児保育「寄付によるひとり親支援プラン」を利用している家庭などです。配送されるのは、食品や日用品、おもちゃなどです。
さらに、フローレンスは親子の孤立を防ぐための継続的な支援活動として、月額1,500円から活動に参加できる寄付キャンペーン「クリスマスぬくもり便キャンペーン」を11月12日から12月25日まで開催します。
このキャンペーンは、2017年から開始した食支援をきっかけとしたアウトリーチ型支援「こども宅食」や、2021年から始まったデジタル支援・対面支援を組み合わせた「ハイブリッドソーシャルワーク」といった取り組みを継続的に行うための資金を募るものです。
フローレンスは、食品などの配送を通じて支援が必要な家庭との関係性を築き、継続的な見守り支援を行っています。このキャンペーンを通じて、こうした活動の仕組みや実態を広く伝え、親子の孤立を防ぐための活動への支援を呼びかけています。
日本では、子どもの約9人に1人、ひとり親家庭では約2人に1人が相対的貧困状態にあると言われています。経済状況の悪化や物価高騰の影響で、多くの家庭が経済的な困難に直面し、孤立してしまう現状があります。フローレンスは、「こども宅食」や「おやこよりそいチャット」などのサービスを通じて、これらの問題解決に取り組んでいます。
「クリスマスぬくもり便キャンペーン」への参加は、月額1,500円から可能です。寄付することで、フローレンスの活動に貢献し、子どもたちの未来を支えることができます。