商船三井CVCのMOL PLUS、メトロウェザー社に追加出資
商船三井のCVC部門であるMOL PLUSが、風況計測装置の開発を手掛ける株式会社メトロウェザーへと追加出資を行いました。この出資は、MOL PLUSにとって3度目となります。
メトロウェザーのビジョンと技術
京都府宇治市に本社を構えるメトロウェザーは、「風を制し、空の安全を守る」を基本理念に、小型かつ軽量、そして低価格なドップラー・ライダーを用いて風況計測ソリューションを提供しています。この技術は、各種産業における社会的課題の解決を意図しており、特にドローン技術の進展に伴い、ドップラー・ライダーの活用が急務とされています。
現在、メトロウェザーは風況計測に加えて、ドップラー・ライダーの技術を応用した物体検知技術の開発へも取り組んでおり、様々なシーンでの安全性向上を視野に入れています。
追加出資の背景
MOL PLUSがこのたびの追加出資を決めたのは、メトロウェザーの取り組みが幅広い分野での価値向上に寄与することが期待されるためです。特に、商船三井グループが展開する海運やロジスティクスの分野において、風況計測や予測ソリューションの有効性を探ることで、エンドユーザーとしての貢献が求められています。
未来への展望
MOL PLUSは今後もスタートアップ企業への出資や協業を通じて、斬新なアイデアや技術を取り入れ、商船三井グループの豊富なリソースとの相乗効果を図る方針です。「海運業と社会に新しい価値をプラスする」ことを目標として、新たな事業の創出を続けていく考えです。
メトロウェザー概要
メトロウェザー社は2015年5月に設立され、資本金は100百万円(資本準備金を含まず)です。リモートセンシング技術を駆使した大気計測装置の開発・製作・販売に取り組むほか、気象情報とIoTを組み合わせたマーケティングおよびソリューションの提供も行っています。また、気象観測および予測データ、防災オペレーション支援情報の提供も行い、企業や自治体からの期待が寄せられています。
公式サイトでは、最新情報が紹介されていますので、ぜひ訪問してください。
メトロウェザー公式サイト
以上のように、MOL PLUSの今回の追加出資は、独自の技術を持つスタートアップ企業への重要な支援となります。これにより、メトロウェザーの将来の可能性がさらに広がることが期待されます。