高齢者支援の新方式
2022-04-25 10:00:15

高齢者を支えるLINEヘルスケアDX「COMAKIロゲイニング」が3自治体から連続受注

高齢者を支えるLINEヘルスケアDX「COMAKIロゲイニング」が3自治体から連続受注



日本は高齢化社会が進む中で、特に65歳以上の認知症患者が2025年までに700万人に達すると予想されています。そのため、認知症予防や健康維持の取り組みは今や急務です。そんな中、元AVEXの音楽制作ディレクターである青木忠大氏が企画した「COMAKIロゲイニング」が注目を浴びています。これは高齢者向けのゲーミング型LINEヘルスケアDXで、楽しく運動不足を解消し、認知機能を保つ助けとなる新たなシステムです。

「COMAKIロゲイニング」は、スマートフォンのLINEアプリを利用して、歩数やカロリー消費量を管理する仕組みを取り入れています。高齢者が無理なく日常的に歩くことができるよう、チェックポイントを巡るオリエンテーリングにヒントを得たこのプログラムは、参加者が楽しみながら散歩をすることを促進します。このような楽しみつつ健康を意識するシステムは、今までにはなかった新しいアプローチです。

最近、この「COMAKIロゲイニング」が岸田首相が掲げる「デジ田」政策を目指す3つの自治体から連続受注を果たしました。具体的には、豊島区、三島市、松本市との連携が決定し、今後これらの自治体で実証実験が行われる予定です。この実験が成功すれば、地域の健康を改善する手助けとなることでしょう。

このプログラムの最大の特徴は、高齢者が普段使っているLINEアプリをベースにしていることです。多くの高齢者にとって親しみのあるプラットフォームであるため、新たにアプリをダウンロードする手間や習得する難しさがなく、参加しやすいという利点があります。また、健康記録の管理や内容更新が容易に行えるため、継続的に利用される可能性が高まります。

さらに、個々の参加者が選べるいくつかのロゲイニングコースが用意されており、例えば松本市では「松本城コース」や「ワイン畑巡りコース」などが設定されています。これらのコースを通して地域の魅力を再発見しながら楽しめる点も、新しい地域振興策として評価されています。

青木氏は、音楽制作の経験を活かし、「COMAKIロゲイニング」で健康を楽しむというコンセプトを強調しています。既存の健康維持アプローチとは異なり、エンターテインメント性が高く、参加者の意欲を高める工夫が施されています。それにより、サルコペニア肥満や認知症リスクの軽減にも繋がるとされています。

今後の展開としては、実証実験の結果をもとにさらなる自治体との連携を目指し、「COMAKIロゲイニング」を拡充させていく方向で進んでいく予定です。また、このプログラムを利用することで、地域経済の活性化にも寄与できる可能性があります。

青木氏は、「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて、地域と企業が協力し合い、一緒にこのプロジェクトを進めていくことが重要だと述べています。地域の課題を解決するために、各自治体との対話を重ね、共に成長していく道を歩むことが、今後のビジョンとして見据えられます。

「COMAKIロゲイニング」は、新たな高齢者支援の形として、今後大きな注目を集めることでしょう。各自治体や企業との連携を強化し、地域の健康促進に貢献していく姿勢が、多くの人々の生活に良い影響を与えることを期待します。また、興味のある自治体や企業には、参加募集が行われていますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

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サンド ディー・アイ・ジー株式会社
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