2025年11月24日、東京藝術大学美術館で特定非営利活動法人デジタルものづくり協議会と東京藝術大学が共同で、教育版マインクラフトを利用した「マイクラでデジタル御輿をつくろう!」というワークショップの成果発表が行われました。このプログラムに参加したのは、小学1年生から中学2年生の子どもたちで、彼らは伝統的な御輿文化を学びながら独自のデザインでデジタル御輿を制作しました。
本報告のDAY3では、これまでの学びの成果が3D作品として展示され、子どもたちの創造性が立体的に表現されました。プログラムは3つのセクションに分かれ、最初の2日間(DAY1、DAY2)で御輿の文化を学び、スケッチしたり紙粘土を使って模型を作成。その後、教育版マインクラフトを利用してデジタル作品を制作しました。DAY3では、参加者がデジタルから現実へのプロセスを体験し、立体作品として展示された結果を鑑賞して報告する一環として発表が行われました。
3Dプリントによる立体化
特に印象的なのは、子どもたちが制作したデジタルデータを3Dプリンターで出力し、実物の作品として展示したことです。彼らは自分のアイデアをデジタル環境で自由に表現し、その過程で得た経験から「デジタル制作から立体化」という一連の流れを学ぶことができました。展示された作品は、独創的かつ目を引くデザインで、多くの観覧者の関心を集めました。
対話を通じた相互学び
ワークショップでは、作品鑑賞セッションも行われ、参加した子どもたちが互いの作品について制作意図や工夫点を語り合う貴重な時間が設けられました。この対話を通じて、彼らはバーチャルなデザインとリアルな立体作品の特性を比較し、また自らの言葉でそれを説明する力を育むことができました。様々な視点から立体の構造や質感を捉えることができ、子どもたちにとって深い学びとなったと言えるでしょう。
教育的な意義と背景
今回のワークショップは、教育版マインクラフトや模型制作といった手法を活用し、デジタルとアナログ表現の行き来を体験することを目的としています。参加した子どもたちは、文化、テクノロジー、アートを複合的に結びつけた経験を通じ、探求的な学びを進めることができました。このようなアプローチは、現代においてますます重要なスキルを育むためのものとして、今後の教育現場でも広がりを見せるでしょう。
未来に向けた取り組み
特定非営利活動法人デジタルものづくり協議会は、デジタル技術を活用しながら地域の子どもたちに教育の機会を提供することを目的としています。今後も、さまざまなワークショップやイベントを通じて、創造力を育んでいく方針とのこと。子どもたちが未来のデジタル社会で活躍できる力を培うための取り組みは、これからも続けられていくでしょう。