環境経営を学ぶ
2025-01-29 10:29:35

企業の生物多様性と環境経営を学ぶ新講座がスタート

次世代の環境経営を学ぶ「京都大学ネイチャーポジティブスクール」



京都リサーチパーク株式会社と京大オリジナル株式会社は、企業の環境経営を強化するための新しいプログラム「京都大学ネイチャーポジティブスクール」を発表しました。この講座は、企業が持続可能な取り組みを強化し、生物多様性に対する理解を深めることを目的としています。

環境経営の新しい潮流


2023年に発表されたTNFD(自然関連財務開示タスクフォース)の最終提言は、企業に対して生物多様性に関する財務情報の開示を求める世界的な動きの一環です。この提言は、上場企業だけでなく、中小企業にまで影響を与える可能性があります。この背景を受け、今回の「ネイチャーポジティブスクール」が開催されることとなりました。

プログラム内容と特徴


このスクールは短期集中形式で、3月7日の第3回講座では「LEAPアプローチ」を実践的に学びます。LEAPアプローチは、企業が自然への影響を理解し、適切な対策を講じるためのフレームワークで、今回の講座では具体的なツールも提供されます。さらに、先進企業の事例を通じて、具体的な戦略や成功事例についても学ぶことが可能です。

また、各講座の終了後には名刺交換会や懇親会を予定しており、受講者間のネットワーキングの機会も提供される点が特徴です。これは、お忙しい方でも参加しやすいように配慮された内容です。

受講対象者と参加方法


このプログラムは、金融や経営戦略、サステナビリティ関連の職務を担当している方や、今後TNFDの協力を求められる非上場企業、中堅企業、中小企業の担当者に特に適しています。

受講には法人単位での申し込みが必要で、受講料は110,000円(税込)が設定されています。定員は20社程度で、各社につき2名まで参加可能です。参加を希望する方は、ぜひ早めの申込みをお勧めします。

未来のビジネス機会とリスク


「ネイチャーポジティブ」という概念は、自然の回復を促進し、生物多様性の損失を防ぐことを意味します。世界経済フォーラムによると、この取り組みによって2030年までに年間10兆ドルのビジネスチャンスと約4億人の雇用が創出される可能性があり、一方で、これを怠ると44兆ドルもの自然資源が損失するリスクが指摘されています。

おわりに


この「京都大学ネイチャーポジティブスクール」は、環境経営を実践する企業にとって必見のプログラムです。生物多様性を基軸とした持続可能な経営を推進し、未来のビジネスチャンスをつかむために、ぜひこの機会を活用してください。


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会社情報

会社名
京都リサーチパーク株式会社
住所
京都府京都市下京区中堂寺南町134
電話番号

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